アップル株価に22%の上値余地、iPhone需要が他の製品に波及—調査
アップルの株価は155ドルまで上昇し、過去最高値を更新する可能性がある。UBSが分析した。足元の水準から約22%の上値余地となる。スマートフォン「iPhone」の強い需要がアップルの他の製品に波及していると指摘した。
アップル<AAPL>の株価は155ドルまで上昇し、過去最高値を更新する可能性がある。UBSが分析した。足元の水準から約22%の上値余地となる。スマートフォン「iPhone」の強い需要がアップルの他の製品に波及していると指摘した。
20日の米株式市場でアップルは前日比2.62%(2.1%)高の127.31ドルで引けた。
アップルの取引時間中の過去最高値は1月25日に付けた145.09ドル。終値での最高値は翌26日の143.16ドル。目標の155ドルまで上昇すれば過去最高値を更新することになる。
UBSは20日付のリポートで「iPhone12」シリーズの需要は発売から半年が経過した現在でも非常に強いと指摘した。
日本、米国、英国、ドイツ、および中国のスマホユーザー7000人超を対象にした調査で、22%が今後1年以内にiPhoneを購入する計画があると回答したという。これは過去5年で最も高い水準となる。
また、既存のiPhoneユーザーの86%が次の機種もiPhoneにすると回答したという。過去7年で最も高い水準となる。第5世代移動通信システム「5G」への関心は適度に改善しているという。
iPhoneの購入意向は中国で前年比横ばいだったが、それ以外のすべての地域で増大した。
アップルのエコシステム内に留まろうとする動きを足元の株価は反映していないとの結論が調査から得られたという。
UBSはiPhoneの販売台数について2021年度(20年10~21年9月)を2億2500万台、22年度を2億2000万台と予想している。
アップルウオッチ
一方、iPhoneの強い需要がその他のアップルの製品やサービスに波及効果をもたらしているという。
調査では約37%が1年以内にスマートウォッチを購入する可能性があると回答した。また80%がアップルの腕時計型端末「アップルウオッチ」を知っていると答えたという。
UBSはアップルの目標株価を155ドルで据え置いた。このうち141ドルはアップルの「コア」の評価、14ドルはアップルカーを巡る確率加重した将来予測という。投資判断も「買い」で継続した。
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