iPhone13は9月第3週発売の可能性、アップル株価押し上げへ—調査
アップルはスマートフォン「iPhone」の次期モデル「iPhone13(仮称)」を9月第3週に発売する可能性が高い。ウェドブッシュのアナリストが予想した。これが株価上昇の起爆剤になるとみている。
アップル<AAPL>はスマートフォン「iPhone」の次期モデル「iPhone13(仮称)」を今年9月第3週に発売する可能性が高い。ウェドブッシュのアナリストが予想した。これが株価上昇の起爆剤になるとみている。
21日の米株式市場でアップルは前週末比1.84ドル(1.41%)高の132.30ドルで取引を終えた。最近の規制当局の調査などにより、株価の動きは精彩を欠いており、年初来上昇率は2%余りにとどまっている。
ウェドブッシュのアナリストであるダン・アイブス氏は21日付のリポートで、iPhone13は新たに1テラバイトのストレージオプションが用意され、また幾つかの機能が強化されているとした。そのうちの1つはすべてのモデルに搭載される3次元レーザーレーダー(LIDAR)で、これにより拡張現実(AR)アプリの搭載が促進される可能性があるという。
アップルは通常、この時期に次期モデルの発売日を発表することはないが、アイブス氏は9月第3週に発売される可能性が高いとみている。
アップルは今年7~12月に1億3000万~1億5000万台のiPhoneの生産を目指していることがアジアにおけるサプライチェーンの独実調査で明らかになった。また、7~9月期におけるiPhone13の生産は全体の35~45%を占める見通しという。
iPhone13の当初のビルドオーダーは9000万~1億台となるもよう。昨年10月発売の5G対応型スマホ「iPhone12」の推定8000万台から増加するとみられるという。
アイブス氏はコロナワクチン接種の浸透による経済活動の再開を背景に5Gスマホに対する需要が増加すると予想。アップルの投資判断を「オーバーパフォーム(買い)」で継続した。目標株価は185ドルで据え置いた。
規制面での動き
アップルが反トラスト法(独占禁止法)に違反しているとして米エピックゲームズが起こした訴訟の中心であるアプリ配信サイト「アップストア」についてアップルは防戦が可能と同氏はみている。
さらに、米ハイテク大手に対する規制当局による反トラスト法関連の調査は、現時点では各社にとって封じ込め可能なリスクという。
この調査の中心はフェイスブック<FB>とグーグル傘下のアルファベット<GOOGL>であり、アップルは脇に追いやられているとアイブス氏はみている。ただ、アップルに関しては、反トラスト法関連の動きで価値が1株あたり20ドル抑えられているとみている。
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