テスラの目標株価1200ドルで維持、2040年には世界有数の市場シェア—パイパー
EVは2040年までに従来の内燃機関自動車に取って代わる可能性がある。テスラはこの時点で高い世界市場シェアを確保しているとパイパー・サンドラーが予想。目標株価を1200ドルで据え置いた。
電気自動車(EV)は2040年までに従来の内燃機関自動車に取って代わる可能性がある。米大手EVメーカーのテスラ<TSLA>は、この時点で高い市場シェアを維持しているとパイパー・サンドラーが予想。目標株価を1200ドルで据え置いた。
22日の米株式市場でテスラは前日比2.88ドル(0.46%)高の623.71ドルで取引を終えた。
パイパーの向こう12カ月の目標株価1200ドルは、足元の株価から92%のアップサイドとなる。実現すれば、テスラの時価総額は1兆ドルを突破する。
米経済誌バロンズがパイパーの22日付のリポートを引用して伝えたところによると、新車販売に占めるEVの割合は30年までに45%、40年までに94%に達する見通し。
40年の世界自動車市場におけるテスラのシェアは10.1%、年間販売台数は約820万台になるという。20年は約50万台だった。
ただし、40年のシェア首位はドイツのフォルクスワーゲン(VW)<VOW>で11.4%を確保しているとみられる。年間約920万台を販売しているという。
米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)<GM>とフォード・モーター<F>はEVへの転換に成功して世界市場でシェアを維持する一方、トヨタ自動車<7203>は苦戦し、市場シェアは現在の約11%から40年には4.3%に低下する見通し。
中国EVメーカーの上海蔚来汽車(NIO)の市場シェアは40年までに1%未満に低下しているとの見方を示した。
パイパーは1月末にテスラの目標株価を1200ドルに引き上げて以来、この水準で維持している。投資判断は「オーバーウェート(買い)」で据え置いた。
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