アップル株、160ドル目指す可能性 M1搭載MacとiPhone 12がけん引との見方
アップルの好決算発表を受け、株価は160ドルに向けて上昇するとの見方が出ている。自社製プロセッサを搭載したパソコン「Mac」と5G対応型スマートフォン「iPhone 12」が伸びをけん引するという。
アップル<AAPL>の好決算発表を受け、株価は160ドルに向けて上昇するとの見方が出ている。自社製プロセッサを搭載したパソコン「Mac」と5G対応型スマートフォン「iPhone 12」が伸びをけん引するという。
オッペンハイマーは28日付のリポートで、「Apple Silicon (Appleシリコン)」として知られる自社製プロセッサの「M1」を搭載したMacに言及した。
まだ第一弾ありながらM1が示す主要なライバルを上回るパフォーマンスと電力効率、およびMacと基本ソフト「iOS」を搭載したデバイスとの間のさらなる緊密な統合により、Macの販売が活性化するとともに、「Windows」搭載パソコンからMacへの切り替えをより多くのユーザーに促すとみていると述べた。
MacはAppleシリコン、iPhoneは5Gの浸透が支えとなり、いずれも伸びる余地が大きいという。現在の市場シェアはMacが1けた台後半、iPhoneは10%台前半。
オッペンハイマーはアップルの目標株価を125ドルから160ドルに引き上げた。投資判断は「アウトパフォーム(買い)」で継続した。
レイモンドは5G対応型のiPhone 12の登場により、iPhoneの旺盛な買い替え需要を意味する「スーパーサイクル」が喚起されているとした上で、5Gスーパーサイクルは2年続くと予想した。
さらに、端末の販売台数の増加は、アップルのサービス事業に恩恵をもたらすと指摘した。
サービス事業の売上高には音楽配信やアプリ配信の手数料収入が含まれる。
レイモンドもアップルの目標株価を160ドルに引き上げた。従来の目標は150ドル。投資判断は「アウトパフォーム」で据え置いた。
売上高1000億ドル突破
アップルが27日発表した2020年10~12月期決算は、売上高が前年同期比21%増の1114億3900万ドル。市場は売上高が四半期として初めて1000億ドルの大台を超えるか注目していた。
iPhoneの売上高は17%増の655億9700万ドル、Macは21%増の86億7500万ドルだった。
また、サービス事業の売上高は24%増の157億6100万ドルだった。
28日の米株式市場でアップルは前日比4.97ドル(3.50%)安の137.09ドルで取引を終えている。決算発表後の利益確定の売りが続いた。
アップル株の取引時間中の過去最高値は25日に付けた145.09ドル。終値での最高値は26日の143.16ドル。
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