金価格、21年平均は1828ドルへ 下期に1900ドル台回復も—バンカメ
金価格は当面、米金利とインフレを睨んでの推移が見込まれるとバンク・オブ・アメリカが予想。21年の平均を1トロイオンス=1828ドルと見込んでいる。銀については27.71ドルと予想した。
金価格は当面、米金利とインフレを睨んでの推移が見込まれるとバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が予想。2021年の平均を1トロイオンス=1828ドルと見込んでいる。銀については27.71ドルと予想した。
バンカメが先週発表したリポートを貴金属などの調査を手掛けるキトコが週末に伝えた。それによると、金は10~12月期までに1900ドルを超える水準まで回復する可能性がある。
銀価格は加速する景気回復に支援されるとの見通しを示した。特に太陽光パネルと電子製品向けの需要の増加が支えになるという。
9日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で金先物の取引の中心である8月限は前日比10.4ドル(0.58%)高の1810.6ドルで取引を終えた。
COMEXで銀先物の中心限月である9月限は前日比0.247ドル(0.95%)高の26.234ドルで終えている。
プラチナ・パラジウムの見通し
また、バンカメによると、プラチナ系貴金属(PGM)の21年の平均予想価格はプラチナが1287ドルでパラジウムが2788ドル。双方とも高い生産コストが供給を抑制することで、長期的には上昇が見込まれるという。
9日のニューヨーク・マーカンタイル取引(NYMEX)でプラチナ先物の中心限月である10月限は1095.7ドル、パラジウム9月限は2812ドルで取引を終えた。
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