エヌビディア株に28%の上昇余地 暗号資産マイニング向け半導体が好調—調査
エヌビディアの株価が800ドルになる可能性があるとローゼンブラットが予想。足元からの上昇余地は約28%となる。暗号資産のマイニング向け半導体の好調などで2~4月期の売上高が従来の見通しから上振れる可能性があるとのエヌビディアの予想を理由に挙げている。
画像処理半導体(GPU)の米エヌビディア<NVIDIA>の株価が800ドルになる可能性があるとローゼンブラットが予想。足元からの上昇余地は約28%となる。暗号資産(仮想通貨)のマイニング向け半導体の好調などで2~4月期の売上高が従来の見通しから上振れる可能性があるとのエヌビディアの予想を理由に挙げている。
13日の米株式市場でエヌビディアは前日比18.82ドル(3.09%)高の627.18ドルで取引を終えた。
エヌビディアは12日、仮想通貨のマイニング向けGPUなどの好調により、2~4月期の総売上高が従来の見通しである53億ドルから上振れるとの予想を示した。マイニング向け部門の売上高見通しは5000万ドルから1億5000万ドルに引き上げた。
人工知能(AI)とアクセラレーティッドコンピューティングの推進にエヌビディアは取り組んでいるとローゼンブラットは指摘。長期的な上昇が見込まれる半導体銘柄の1つであるとし、投資判断を「買い」で継続した。
サスケハナはエヌビディアの目標株価を従来の700ドルで確認。投資判断も「ポジティブ(買い)」で継続した。
エヌビディアが12日、英アームの基本設計を採用した同社初のデータセンター向けCPU(中央演算処理装置)の「Grace(グレース)」を発表したことを受け、他のCPUメーカーの米インテルや米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)とエヌビディアの境界線は一段と不明瞭になるとサスケハナは予想する。
さらに、2025年にはデータセンターのランドスケープは現在とは異なったものになるとの見方を示した。
シティはグレースの発表はポジティブとした一方、エヌビディアによるアームの買収計画について反トラスト法(独占禁止法)に抵触していないとの規制当局の承認を得るのが困難になった可能性があるとの見方も示した。
シティはエヌビディアの目標株価を660ドル、投資判断を「買い」に設定している。
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