アンジェスのワクチン、今年後半にも接種開始の可能性との報道 株価が急伸
アンジェスが15日午前の株式市場で大幅高となっている。同社が開発するコロナワクチンの接種が今年後半にも始まる可能性があるとする報道関係者の話が伝わったことが背景にある。
創薬ベンチャー、アンジェス<4563>が15日午前の株式市場で大幅高となっている。同社が開発するコロナワクチンの接種が今年後半にも始まる可能性があるとする報道関係者の話が伝わったことが背景にある。
15日午前10時03分現在、前週末比59円(5.73%)高の1088円で推移している。一時、9.72%高の1129円まで上昇した。
国内メディアが14日、アンジェスが開発中のワクチンは有望とみられ、協力会社による量産体制の下で今年後半にも上市、もしくは接種開始の可能性があるとの報道関係者の話を伝えた。
アンジェスは大阪大学と共同で新型コロナ向けのDNAワクチンを開発しており、今月10日に第2/3相臨床試験における500症例の接種の完了を発表した。
第2/3相臨床試験の結果は、昨年実施した第1/2相臨床試験の結果と合わせて、今年6月頃に発表すると明らかにしている。
アンジェスの株価は先月以降、3桁となることもあったが、10日の発表後に地合いを強め、翌11日に1144円まで買われている。
タカラバイオも高い
アンジェスのワクチンはタカラバイオ<4974>が受託製造する。同社は先月、製造関連設備について今年秋ごろの稼働を目指して整備していると明らかにした。
これに先立ち、昨年11月に仲尾功一社長が本社(滋賀県)の再生医療製品の研究・製造施設に新たに95億円を投じてワクチンの製造体制を整える計画を発表。全額をワクチン生産などに資金援助する政府補助金で賄うと述べている。
タカラバイオの株価は31円(1.05%)高の2972円で推移している。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。