アップルカー提携候補にフォックスコンやマグナも 日産とは協議打ち切り
アップルが自動運転車プロジェクトでの提携の可能性を巡り、日産自動車にアプローチしたが、協議は打ち切られたと伝わった。提携先としてはほかに富士康科技集団(フォックスコン)やマグナなどがあると専門誌が報じている。
アップル<AAPL>が自動運転車プロジェクトでの提携の可能性を巡り、日産自動車<7201>にアプローチしたが、協議は打ち切られたと伝わった。提携先としてはほかに台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業傘下の富士康科技集団(フォックスコン)やカナダのマグナなどがあると専門誌が報じている。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版は14日、アップルと日産の交渉が不調に終わったと伝えた。ブランド戦略で意見の隔たりがあったことを理由に挙げている。
これより前、韓国の現代自動車と傘下の起亜自動車も同プロジェクトについてアップルともはや協議していないと明らかにしている。
米自動車メディアのオ-トブログは13日、アップルが提携する可能性のある企業を、日産自動車と現代自動車を含めて5社挙げた。
まずは電子機器の受託製造サービス(EMS)で世界最大手のフォックスコン。過去10年以上、アップルのPCやスマートフォンなどを組み立てている。
鴻海は昨年10月、同社として初の電気自動車(EV)用のシャーシ、およびソフトウェア・プラットフォームを発表。同時に2024年を目処に全固体電池を発売する計画を明らかにした。
また鴻海は昨年、旧フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と中国でのEV生産に向けた合弁事業を設立する計画も発表している。
ステランティスにも可能性
カナダのマグナも候補企業という。自動車部品の売上高で世界3位の同社は自動車の受託生産も手がける。カーシートからシャーシ、運転支援ソフトウェアなどあらゆるものを生産する。
マグナは昨年、米EVメーカーのフィスカーとSUVタイプの新型EV向けに先進運転支援システム(ADAS)を共同で開発することを発表した。
さらに、フランスのグループPSAとFCAが統合して1月に発足したステランティスもアップルの提携先候補になり得るという。ステランティスは自動車グループとして世界4位。
ステランティスのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)は統合後初の記者会見で、アップルやほかのIT企業と協業することは常にオープンだと述べている。
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