GMと提携のニコラの目標株価引き上げ、ビジネスモデルのリスクが低減─RBC
米GMと提携した電気自動車メーカー、ニコラの目標株価をRBCが引き上げた。ビジネスモデルのリスクが低減するとの見方を示した。
米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM>と提携した電気自動車(EV)メーカー、ニコラ<NKLA>の目標株価をロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)が引き上げた。ビジネスモデルのリスクが低減するとの見方を示した。
GMは8日、設計と生産でニコラと提携すると発表。ニコラの株式11%を取得することを明らかにした。
RBCはニコラの目標株価を46ドルから49ドルに引き上げた。また投資判断も「ポジティブ」から「セクター・パフォーム」に引き上げている。
RBCはリサーチノートで、GMとの提携により、ニコラは開発中のピックアップトラック「バッジャー」に関して2024年に年間約5万台のフル稼働能力を実現できる見通しとなったと指摘。
さらに、強力なパートナーがもう1社加わったことでニコラのビジネスモデルのリスクが低減し、事業計画に対する投資家の信頼感が増すだろうと指摘した。
ニコラは17年からドイツのボッシュとパワートレイン開発で提携している。また、オランダのCNHインダストリアルから資金を調達。CNH子会社のイタリアの商用車メーカー、イベコとも提携する。
水素燃料電池セミトレーラー計画にも朗報
一方、ウェドブッシュ・セキュリティーズは、GMとの提携はニコラにとってのゲームチェンジャーだと指摘する。
その上で、22年末までに生産開始が予定されているバッジャーのみならず、水素燃料電池で駆動するセミトレーラーの製造計画に対する信頼感も高まるだろうとした。
8月下旬にニコラの調査を開始したウェドブッシュは目標株価を45ドルで維持。投資判断は「中立」としている。
8日の米株式市場でニコラは急騰し前週末比40.8%高の50.05ドルで取引を終えた。9日は利益を確定する動きにより前日比15.34%下げ、42.37ドルで引けた。
以下は記事とは関係がありません。
ニコラ<NKLA>などの株式CFD取引をお考えならIG証券で口座開設。デモ口座もご用意しております。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。