ドル円の焦点とチャートポイント
今日の東京時間序盤にドル円は146円台へ上昇し、その後もジワリと上げ幅を拡大する展開に。円買い介入の警戒感はくすぶるが、トレンドフォローを重視するならば、焦点は上値の水準を見極めることにある。146円台で注目しておいたいチャートポイントは?一方、反落局面でのサポートポイントは?詳細はIGレポートをご覧ください。
ドル円の焦点とチャートポイント
・146円台の攻防へシフト
ドル円(USDJPY)は昨日、145.89レベルまで上昇する局面が見られた。そして今日の東京時間序盤に146円台へ上昇し、146.40手前まで上昇している(本日11時過ぎ時点)。
円買い介入の警戒感はくすぶるっているが、トレンドフォローを重視するならば、ドル円の焦点はさらなる上値のトライにある。
今日は9月の米生産者物価指数(PPI)の他、FOMC議事要旨の内容で米金利が上下に振れる可能性がある。ゆえにドル円もこれらの材料で動くことが予想される。
9月米PPIが予想以上となる場合は、「インフレリスク→米金融引き締めの長期化の思惑→米金利の上昇」を受け、ドル円は上昇トレンドを維持することが予想される。
146円台の攻防で注目しておきたいチャートポイントは、11日のレポートでも指摘した1998年6月の高値146.79レベルである。
・円買い介入が実施されてもドル円の上昇トレンドは変わらず
ドル円(USDJPY)の上昇局面で円買い介入が実施される場合は、9月22日の時と同じくドル円は下落するだろう。
下落の局面で142円の水準を難なく下方ブレイクする場合は、140円台まで下げ幅が拡大する可能性がある。しかし、円売り介入とは違い円買い介入には限界がある。ゆえに、介入によるドル円の下落は一時的であり、すぐに日米金融政策スタンスの差を意識した上昇トレンドが再開することが予想される。
また、「さえない米経済指標→金利の低下」によるドル円の下落も想定しておきたい。このケースでは、144.90レベルがレジスタンスからサポートのポイントへ転換するかどうか?この点を確認したい。
ドル円のチャート
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
IG証券のFXトレード
- 英国No.1 FXプロバイダー*
- 約100種類の通貨ペアをご用意
* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。