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FOMCサマリー:各市場の反応について

連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通り利上げの見送りが決定された。しかし、パウエルFRB議長は利上げの再開を示唆した。また、最新の政策金利予想(ドットチャート)では、年内にあと2回の利上げが示された。今回のFOMCに対する各市場の反応は?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

※次回のレポート配信は、6月19日(月)となります


サマリー

・パウエルFRBは利上げをいったん停止するも利上げ再開を示唆
・新たに公表された政策金利の見通しでは、年内にあと2回の利上げが示唆された
・FOMCの内容に対する米金利と米国株はまちまちの反応を示した
・FOMCは米ドルを買い戻す要因となったが、14日は米ドル安優勢の展開となった


FOMCサマリー

金利据え置きも利上げ再開を示唆

米連邦準備理事会(FRB)は14日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げをいったん停止した。

声明文では「目標誘導レンジを安定的に保つことで、委員会は追加の情報と金融政策への意味を精査することが可能性になる」と記された。

パウエルFRB議長はインフレ抑制重視のスタンスを維持し、年内に「幾分」かの追加利上げの必要性について言及した。また、年内の利下げ予想が適切でないこと、そしてそれを想定した政策立案者は一人もいないと述べた。

FOMCメンバーによる政策金利の見通し(ドットチャート)では、23年末の政策金利の予想中央値が前回(3月時点での予想)の5.1%から5.6%へ上方修正された。0.25%の利上げをベースシナリオとする場合、年内にあと2回の利上げが行われることになる。

また、23年末のエネルギーと食品を除くPCE物価指数(コアPCEインフレ率)の予想も3.6%から3.9%に上方修正された。

FOMCメンバーによる経済・物価・政策金利の予想

FOMCメンバーによる経済、物価、政策金利の予想


FOMCに対する各市場の反応

FOMCに対する米金利と米国株の反応はまちまち

今回のFOMCイベントを受け、米債市場では年限によってまちまちの反応となった。

金融政策の方向性を織り込んで動く2年債利回りは、利上げの長期化が意識され小幅に上昇した。一方、10年債利回りの上昇は抑制された。20年債利回りや30年債利回りも同様の展開となった。

米国の株式市場は、FOMC後に米金利の動きに影響を受ける状況が見られた。利上げの長期化懸念を受け株価指数はダウ平均(DJI)が下落する一方、S&P500種株価指数(SPX)とナスダック総合指数は小幅に上昇するなど、強弱まちまちの展開となった。

この日、4.8%上昇したエヌビディア(NVDA)を筆頭に半導体関連株が買われた状況は、AIをテーマとした根強い買いが続いていることを示唆した。

米金利と米国株の動向

米金利と米国株の動向 Tradingviewの1分足:FOMC以降


FOMCは米ドル買いの要因となったが

外為市場ではFOMC後に米ドルが買い戻される展開となった。しかし、その状況には差が見られた。

ドル円(USDJPY)は139.35レベルから140円台へ急反発し、その後も140円台を維持する底堅い展開となった。

一方、ユーロドル(EURUSD)でも米ドル買い優勢の展開となったが、1.08台の維持に成功すると、その後は1.08前半で売り買いが交錯した。

ポンドドル(GBPUSD)も米ドル買いによる下落は限定的となり、1.26台で売り買いが交錯する展開となった。

そして1日をとおしてみれば、新興国通貨を中心に昨日は米ドル安優勢の展開となった。

米ドル相場の動向:6月14日

米ドル相場の動向:6月14日 ブルームバーグの為替データをもとに作成 / 基準日:6月13日

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