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米債市場は経済指標に反応 / ドル円とユーロ円のチャートポイント

米国の長期債利回りは予想外に上昇したISM製造業景気指数に反応し2.9%台へ。ドル円は3週間ぶりの130円台へ上昇。ユーロ円も地合いの強さが続いている。目先の焦点とチャートポイントは?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

米債市場は経済指標に反応 ドル円は3週間ぶりの130円台へ


【サマリー】
・1日の米国債利回りは経済指標に反応し上昇
・米国債利回りの上昇に連動しドル円は約3週間ぶりの130台へ
・ドル円 目先の焦点とチャートポイント
・ユーロ円の焦点は140円のトライ


米国債利回りは経済指標に反応

5月米ISM製造業景気指数は56.1と、前月の55.4から予想外に上昇した(予想54.5)。この結果に米債市場では利回りが上昇で反応した。10年債利回りは2.95%まで上昇する局面が見られた。米金融政策の方向性と連動する2年債利回りや10年債利回りと同じくドル円(USDJPY)のトレンド決定要因となっている5年債利回りも上昇した。

米国債利回りの上昇に対して外為市場は米ドル買いで反応した。ドル円は5月12日以来となる130円台へと上昇し、高値130.18を付ける局面が見られた。

米10年債利回りとドル円のチャート

米10年債利回りとドル円のチャート

ドル円 目先の焦点とチャートポイント

・130円台の攻防 2つの注目ポイント

米債市場は、今日も経済指標にらみの展開になることが予想される。今日は雇用関連指標がある。雇用市場の堅調さが確認される場合、アメリカ経済の先行き懸念を後退させる要因となろう。同時に、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めスタンスが意識されよう。米債市場では、利回りの上昇が予想される。

米国債利回りが上昇トレンドを維持する場合、ドル円(USDJPY)の焦点は2つある。ひとつは131円のトライおよびブレイクである。5月11日の高値130.81レベルを完全に突破する場合は、131.00トライのシグナルと想定しておきたい。ドル円が131円台へ上昇する場合は、現時点での今年最高値131.34レベルのトライが次の焦点として浮上しよう。

もう一つの焦点は、130円台の維持である。この水準前後は、5月上旬にサポートおよびレジスタンスのポイントとして意識される局面があった。130円レベルが再びサポートポイントとして相場を下支えする場合は、上値トライを意識する局面が続くと予想する。

・反落の局面では21日線の維持が焦点に

一方、さえない経済指標などで米国債利回りが低下する場合、ドル円の130円割れ想定しておきたい。しかし現在は、米株安でも円買いが限定的、もしくは昨日のように円安優勢の局面が見られる。この状況を考えるならば、現時点でドル円が大きく下落する可能性は低い。この点は日銀の緩和スタンスが意識されているからだろう。目先、下値の焦点は129円台の維持だが、テクニカルの面では21日移動平均線(SMA)の維持に成功するか?この点に注目したい。

なお、通貨オプション市場のリスクリバーサル(1週間)は、ドル・プットからドル・コールへ転じている。ドル円の地合いに強さが戻っていることを示唆する動きである。

ドル円のチャート

ドル円のチャート

ユーロ円 目先の焦点とチャートポイント

・139円乗せを達成すれば140円のトライが視野に

ドル円(USDJPY)と同じく、ユーロ円(EURJPY)の地合いにも強さが戻っている。ユーロドル(EURUSD)の反落にも関わらず、昨日のユーロ円は陽線引け。ドル円との相関性が高いことを示唆する動きである。よって、ユーロ円も米経済指標によってトレンドが左右されやすい地合いにあると言えよう。

テクニカルの面でもユーロ円の地合いの強さがうかがえる。5月下旬以降、50日移動平均線(EMA)でサポートされトライアングル上限の突破に成功すると上昇に弾みがつき、レジスタンスポイント136.70レベルおよび5月9日の高値138.32レベルもことごとく突破した。
次の焦点は139円乗せだが、これをも達成すれば、4月21日の高値140.00のトライが視野に入ってくる。139円ミドルレベル(4月22日高値139.48)の上方ブレイクは140.00トライのシグナルと想定しておきたい。

・反落の局面では136.70の維持が焦点に

一方、ユーロ円(EURJPY)が反落する場合の焦点は、136.70レベルの維持に成功するかどうか?この点に注目したい。5月30日に破られるまでこのレベルは、相場の上昇を止め続けたレジスタンスポイントだった(5月中旬~下旬)。レジスタンスポイントとして意識される前はサポートポイントとして意識されていた(4月下旬~5月上旬)。136.70レベルが再びサポートポイントとして相場を下支えする場合は、ユーロ円の地合いの強さを市場参加者に印象付けよう。

また、ユーロ円が136.70レベルの維持に失敗しても、50日線および短期サポートラインを下方ブレイクしない限り、上昇トレンドの維持を想定しておきたい。

ユーロ円のチャート

ユーロ円のチャート

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