KMバイオがワクチン治験開始へ アンジェスと塩野義に続く国内3例目
医薬品製造販売のKMバイオロジクスがコロナワクチンの臨床試験を今月始める。治験の開始は国内ではアンジェスと塩野義製薬に続く3例目となる。
医薬品製造販売のKMバイオロジクスが新型コロナウイルスワクチンの臨床試験を今月始める。治験の開始は国内では製薬ベンチャーのアンジェス<4563>、塩野義製薬<4507>に続く3例目となる。
熊本日日新聞がこれまでに伝えたところによると、KMバイオは今月、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に治験届を提出し、3月に接種を開始するとみられる。第1相と第2相の治験を国内の医療機関で同時に行い、安全性などが担保できれば秋ごろに最終段階となる第3相の治験に入れる見通しという。
KMバイオは2023年度中の実用化を目指しており、22年3月までにワクチン3500万回分の生産が可能な設備を整える計画。
KMバイオが国立感染症研究所や東京大学医科学研究所などと共同で開発しているのは、ウイルスの感染性や毒性をなくして生産する不活化ワクチン。大阪大発のアンジェスが取り組むDNAワクチンや塩野義の組換えたんぱく質ワクチンとは種類が異なる。アンジェスは20年6月、塩野義は12月に治験を開始した。
これとは別に、KMバイオは12月1日に英製薬大手アストラゼネカが日本で供給する新型コロナワクチンに関して、ワクチンの原液を製剤化する基本契約を締結しており、アストラゼネカからの受託製造に向けた準備を進めている。
日本政府はアストラゼネカと今年からワクチン6000万人の供給を受ける契約を結んでいる。このうち1500万人分を3月末までに受ける予定。
熊本市に拠点を置くKMバイオは明治ホールディングス(HD)<2269>の連結子会社。
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