S&P500種、22年は4800も 景気回復とFRB政策で上昇継続との見方
米エコノミストのエドワード・ヤルデニ氏は、S&P500種株価指数が2022年に4800を付けると予想する。景気の回復とFRBの政策が相場を押し上げるという。
米調査会社ヤルデニ・リサーチのエコノミスト、エドワード・ヤルデニ氏は、S&P500種株価指数の2021年末の水準を4300と予想する。経済活動の再開による景気の回復と米連邦準備制度理事会(FRB)の政策が相場を押し上げるという。22年には4800を付けるとみている。
S&P500種の5日終値は前日比15.09ポイント(0.39)高の3886.83。5日続伸し、過去最高値を更新した。4300は5日終値を10.63%上回る水準。
ヤルデニ氏は5日にCNBCの番組で、経済活動の再開により、景気は今年下期に大きく拡大する可能性があると述べた。コロナワクチンの普及、およびウイルスの変異種への適切な対処が前提という。
FRBの政策も引き続き相場を支える見通しという。1月27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合後のパウエルFRB議長の会見は、歴代のFRB議長の発言の中で最もハト派的なものだったとヤルデニ氏は語る。議長は景気回復は緩やかだとし、早期の緩和縮小を否定した。
同氏は米国内総生産(GDP)が物価変動の影響を除いた実質ベースで21年4~6月期にコロナ禍以前の水準に戻るとみるが、FRBはさらに景気刺激を続ける意向にあり、その結果、いくらかのインフレ圧力が生じる可能性があると語った。
実際、米国債利回りは若干上昇している。しかし、弱気になるには尚早という。
同氏は、21年と22年の予想株価収益率(PER)は22倍と23倍で、過去の水準に照らし合わせれば決して低い水準ではないと述べた一方、足元は金利とインフレ率が低いという点が過去とは異なるとの見方を示した。
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