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今週の焦点 / ドル円とユーロドルの注目ポイント

サマリー:「今週の焦点は引き続きオミクロン株とワクチンに関する報道が市場心理に影響を与えるだろう。それは各国の指標データも同じである。特に注目されるのが11月の米CPI。結果次第で米金利と米ドル相場のトレンドを左右しよう。ドル円とユーロドルの注目ポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

今週の焦点

・アメリカのインフレ指標(CPI)

先週3日に発表された11月の米国雇用統計では、非農業部門雇用者数が21.0万人と、市場予想の55.0万人前後に届かなかった。しかし、失業率は4.2%へ低下した。平均賃金(前年同月比)は前月(10月)と同じ4.8%だった。今回の結果は、職を求める人々の数が労働の需要に対して十分に回復していないことを示している。

また、同月のISM非製造業景況指数は69.1と、統計開始以降で最高を記録した。特に雇用指数は56.5と5ポイント近く上昇し、4月以来の高水準となった。

雇用統計では労働力の供給制約と賃金インフレ、そしてISM非製造業景況指数ではサービス業の改善が示されたことを考えるならば、インフレ対策を重視するスタンスを示しているパウエルFRBは、 12月の連邦公開市場委員会(FOMC、14~15日開催)で、資産買い入れの縮小(テーパリング)の加速について議論することになるだろう。

今週もオミクロン株とワクチン関連の報道が市場心理を左右するだろう。

各国の経済指標も同様に市場心理に影響を与えるだろう。なかでも10日に発表される11月の米国消費者物価指数(CPI)に市場参加者の注目が集まろう。市場予想は前年同月比で6.8%、同比のコアは4.9%と、前月(10月)からさらにインフレが加速する見通しとなっている。

実際にインフレの加速が確認される場合は、パウエルFRBが政策転換を急ぐとの思惑から、米金利には上昇の圧力が高まることが予想される。米金利の上昇は米ドル相場のサポート要因となろう。

アメリカ消費者物価指数

アメリカ消費者物価指数

ドル円とユーロドルの注目ポイント

・ドル円(USDJPY)

リスクリバーサルの動向を確認すると、ドルプットの状況が続いている。原油価格の下落に連動しアメリカ長期金利の上昇が抑制されており、5年債の利回りが同じ状況にあることも考えるならば、今週のドル円(USDJPY)は一時的に112.50-60のサポートゾーンを下方ブレイクする展開を警戒したい。

ドル円が112.50以下の攻防となる場合、レジスタンスやサポートとして意識された経緯のある112.20前後まで下落する可能性がある。この水準をも下方ブレイクする場合は、112円台の維持が焦点となろう。

パウエルFRBが政策転換の加速を志向する中では、ドル円が112.50-60ゾーンを下方ブレイクしても、それは短期的な現象で終わると予想する。

ドル円が反発する局面では、21日線(SMA、今日現在113.88レベル)のトライおよび上方ブレイクが焦点となろう。

このテクニカルライン(21日線)の突破に失敗し続ける場合は、短期的に113円を挟んだレンジ相場が続く可能性が高まろう。

逆に21日線の突破に成功する場合は、115円を視野に上昇幅の拡大を予想する。

ドル円のチャート

ドル円のチャート



・ユーロドル(EURUSD)

米金利の上昇が抑制される中、ユーロドル(EURUSD)は21日線(EMA、今日現在1.1355レベル)すらトライ出来ない状況が続いている。上値の水準が徐々に切り下がっていることも考えるならば、今週のユーロドルは下値トライを意識する局面が散見されると予想する。

ユーロドルが下落する局面では、先週3日の安値1.1264レベルおよび先月30日の安値1.1234レベルの攻防に注目したい。これらの水準では、ともに下ヒゲが示現し相場が反発した経緯がある、

後者のサポートポイント(1.1234レベル)を下方ブレイクする場合は、1.11台への反落とサポートポイント1.1184(11月24日安値)をトライするシグナルと想定しておきたい。

一方、さえない米国の指標データ(特にCPI)などでユーロドルが反発する場合は、上で述べた21日線の攻防が焦点となろう。

しかし11月の動きを確認すると、21日線よりもフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準1.1378レベルの方がレジスタンスとして意識されていることがわかる。よって、21日線の上方ブレイクに成功しても、38.2%の水準で反落する可能性を常に意識しておきたい。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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