コロナ第2波とユーロ相場 / ユーロドルのチャートポイント / ユーロ円のチャートポイント
今日のポイント:『欧州はコロナ第2波の状況に陥っている。ユーロ相場の下落を警戒。ユーロドルとユーロ円のチャートポイントについて』。詳細はマーケットレポートをご覧ください。
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コロナ第2波とユーロ相場
スペインは25日、新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け再び緊急事態を宣言し、原則として、午後11時から午前6時までの外出を禁じる行動規制の強化に踏み切った。
スペインと同様にイタリアも行動規制に動いている。フランスを含め南欧州は完全に『コロナ第2波』の状況に陥っている。都市機能を完全に封鎖する事態にまで至ってはいないが、行動規制は経済を低迷させる要因であり、株安の要因であり、かつECBに対する追加の政策期待を高める要因でもある。
これらは総じてユーロ売り要因であり、それ故今週のユーロ相場は『コロナ第2波』による下落リスクを警戒したい。
ユーロドルのチャートポイント
現在のユーロドルは、1.17のサポートポイントを維持することに成功し反発の基調にある。
しかし、1.1880レベルで上値が抑制され続けており、反落ムードが出始めている。また、市場参加者の短期的な予測を反映するリスクリバーサル(1週間)を確認すると低下基調へ転じ始めている。
これらの状況を考え、目先は1.1880をレジスタンスのポイントとして想定したい。
『コロナ第2波』が意識され、1.1880レベルの突破に失敗し続ける場合は、1.17台の攻防へシフトする展開を予想する。このケースでは、今日現在1.1768レベルで推移している21日MAの攻防に注目したい。
このMAを下方ブレイクする場合、次の焦点は9月安値1.1610レベルを起点とした短期サポートラインの維持となろう。このラインは今日現在、1.1725レベルで推移している。
このラインをも下抜ける場合は、1.1700トライを警戒したい。
一方、『コロナ第2波』を材料視することなく欧米株式が株高トレンドを維持する場合は、1.1880の上方ブレイクを意識したい。このケースでは1.19台への再上昇が焦点となろう。
1.19台の攻防へシフトする場合、8月の下旬に日足ローソク足の実体ベースで上値を抑制した1.1940レベルの攻防となるかどうか?この点に注目したい。
ユーロドルの動向
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ユーロ円のチャートポイント
ユーロ円は、9月安値122.36レベルを起点とした短期サポートラインの攻防に注目したい。このラインは今日現在、123.35レベルで推移している。すぐ下の123.18はフィボナッチ・リトレースメント50.0%の水準である。123.20レベルから123.35レベルをサポートゾーンと想定しておきたい。
『コロナ第2波』が意識され上記のサポートゾーンを下方ブレイクする場合は、9月安値122.36レベル、そしてフィボナッチ・リトレースメント61.80%の水準122.26の攻防となるかどうか?これらの点に注目したい。
一方、上値の焦点は10月に2度上値を抑制している125.00レベルの攻防となろう。
ユーロ円のチャート
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