投資の種類、やり方を初心者にもわかりやすく解説

投資とは何でしょうか？

投資とは、資金を投じることによって、将来投資額以上の価値になることを期待することです。

例えば、「将来、価値が上がるに違いない」と思って土地や不動産を購入したり、株式を購入したりすることが挙げられます。

資産形成をする際、投資とよく比較されるのが貯蓄です。貯蓄は、将来自分の資産の価値が変動することを期待するのではなく、資産そのものを蓄えていくことで量を増やすことを目指す点が投資と異なります。

投資で得られる収益タイプ

投資で得られる収益には大きく分けて2つのタイプがあります。インカムゲインと、キャピタルゲインです。

インカムゲインとは、株式や債券などの資産を保有していることによって得られる収益のことをいいます。株式を保有していると得られることのある配当金や、不動産を貸し出した際に得られる家賃、債券を保有していることで得られる利子などがこれに当たります。

キャピタルゲインとは、資産そのものを売却した際に得られる利益のことをいいます。例えば、保有していた株式を、購入時よりも高値で売却したことにより得た利益がこれに当たります。

投資の種類

投資の種類や対象はさまざまです。主な投資の種類は次の通りです。

1. 投資信託
2. 国債などの債券
3. REIT(不動産投資信託)
4. 株式投資
5. FX(外国為替証拠金取引)
6. 暗号資産(仮想通貨)
7. ETF(上場投資信託)
8. 不動産投資
9. 商品投資

投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品のことをいいます。その運用成果が、投資額に応じて分配される仕組みです。

投資信託の運用がどうなるかは、市場の環境や社会情勢などにより変動します。うまくいって利益が得られることもあれば、反対にうまくいかず損をする可能性もあります。
元本が保証されていない点に注意して、商品を選ぶことが大切です。

債券とは、国、地方公共団体、企業などが資金を調達する目的で発行するものです。
債券には利子が発生するため、定期的にこれを受けとることができます。また、満期を迎えれば元本が返済されます。

国債とは、国の発行する債券のことです。国債を購入することで、国に一定の期間、お金を投資します。社債（個人向け社債）とは企業の発行する債券です。
国債の仕組みや特徴を詳しく学びたい方は、国債とは のページもご覧ください。

債券は満期を迎える前に売ることも可能ですが、時価が変動するため元本割れしてしまう可能性もあるという点に注意が必要です。
IG証券では世界の主要国の国債を債券先物CFD で取引可能です。

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REIT（リート）とは、投資家から資金を集めてオフィスビルや商業施設などの不動産への投資を行い、運用することにより得た利益を原資として投資家に配当するものです。運用は不動産の専門家が行い、投資家は不動産に直接投資を行うよりも比較的少ない資金から物件への投資を行うことができるメリットがあります。

株式投資とは、株式会社が発行する株式を購入し、配当金を受け取ったり株式の売却益を得たりすることで資産形成を目指すものです。
株式は、企業が資金を集めるために発行するものであり、企業は集まった資金を使って設備投資や事業拡大などの企業活動を行います。
株式投資のメリットには値上がり益を期待できることや配当金・株主優待などを受け取ることができること、株主総会などに参加することで企業の意思決定に意見を述べることができることなどが挙げられます。半面、デメリットとして株価が購入時より下がった場合には損失となってしまう点、市場の状況（流動性）によっては売買できないことがある点などが挙げられます。

IG証券では株式をCFDで取引することが可能です。世界12,000以上の銘柄をご用意しています。

株式CFDについてさらに詳しく

FXとは、2つの異なる通貨同士を売買することで利益をあげることを目指す取引です。
日本でも人気の米ドル・日本円のペア（USD/JPY）では、1米ドルに対して日本円がいくらかを表しており、「買い」取引をする場合はこの価格が上昇することを期待し、「売り」取引から開始する場合には下落することを期待します。
買い取引も売り取引も、取引開始時点からどれくらい価格が変わったかで利益を算出します。

FXについてさらに詳しく

期待した方向に相場が動かなかった場合には元本割れを起こしてしまう可能性があります。思わぬ損失を被らないためにも、事前に指値を設定したり、リスク限定で取引できるIG証券のノックアウト・オプションなどを利用するのがおすすめです。

IG証券では、豊富な99通貨ペアをFX取引することが可能です。

「暗号資産（仮想通貨）」とは、インターネット上でやりとりできる財産的価値のことです。 暗号資産にはビットコインなど多くの種類が存在していますが、各国・経済圏が発行する法定通貨とは異なり、特定の発行者や管理者が存在しないという特徴があります。

日本銀行によると、「資金決済に関する法律」において、次の性質をもつものと定義されています。

（1）不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨（日本円や米国ドル等）と相互に交換できる
（2）電子的に記録され、移転できる
（3）法定通貨または法定通貨建ての資産（プリペイドカード等）ではない

（出典：日本銀行）

暗号資産の取引を始めるには、暗号資産取引所で口座開設を行う必要があります。

ETFは日経平均株価やNYダウなどの指数に対して連動することを目指して運用される投資信託です。ETFは上場しているため、証券会社に口座を持つことで株式のように取引を行うことができます。

ETF投資の特徴として、1つの銘柄に投資することで、そのETFを構成するすべての銘柄に分散投資を行うことができることがあげられます。これは、ETFが連動することを目指している指数が複数の銘柄からなっていることによります。

IG証券では、ETFをCFDでレバレッジをかけながら取引することが可能です。

ETFについてさらに詳しく

不動産投資は、マンション、オフィスビルなどの物件そのものを購入し、これを貸し出すことで家賃収入を得るという仕組みが最も一般的です（インカムゲイン）。また、購入した不動産そのものを買値より高く売却することで得られるキャピタルゲインも期待できます。
メリットとしては長く保有すれば継続して運用益を得られる点が挙げられます。一方で、借り手が見つからない場合には運用益が得られない可能性や、売却時に購入時の価格を下回ってしまう可能性にも留意が必要です。

金に代表される商品（コモディティ）へも投資をすることができます。商品投資には原油、小麦、コーヒー豆、オレンジなどさまざまなものがありますが、安全資産として知られる金はポピュラーな投資先の一つです。
IG証券では、商品CFDで金や原油などの商品を取引することができます。

コモディティ投資とは？についてさらに詳しく

投資の事前準備

投資を始める前には準備をして、多くの人が陥りがちな失敗を回避しましょう。

• 投資の目的が何かを明確にする

投資を始める前に、なぜ自分は投資を行いたいのかを考えましょう。それぞれの目的により、何にどのくらい投資をすればよいのかは大きく変わってしまいます。投資の目的を明確にしておかないと、途中で思いもしなかった決断をしてしまうなど「こんなはずではなかったのに……」という失敗につながりがちです。

• 自分に合った投資方法を選択する

目的を定めたら、数ある投資方法の中からどれが自分に合っているのかを考えましょう。元本割れなどのリスク許容度はどれくらいか、毎月使える資金はどれくらいか、どれくらいの期間でどれくらいの利益を目標としたいか。実際に書き出してみるとよいでしょう。

• うわさにまどわされない

例えばブログなどの「この銘柄がおすすめ」という書き込みを見たとします。魅力的に見えたとしても、自分に合っている商品・方法かどうかは分かりません。
上述したように、自分が投資をする目的や、ライフスタイル、日にどのくらい投資について使える時間があるのかなどについて冷静に考え、投資方法を選ぶようにしましょう。

• 投資について学ぶ

投資を考えたときに、経済の仕組みや投資商品の仕組みなどについて知識がないままにスタートするのはお勧めできません。自分が選んだ証券会社の提供するシステムについて知っておくことも大切です。

IG証券では、無料のデモ口座をご用意しております。仮想資金をつかって実際に株式やFX、ETF、商品などの取引を体験できるほか、無料のオンラインコース「IGアカデミー」をつかってチャートの見方や用語などについて理解を深めることができます。

投資の種類ややり方のまとめ

投資には、投資信託、債券、不動産からFX、暗号資産など、あらゆる手段と方法があります。
投資先を決めるためには、まずご自身がなぜ投資を始めたいかという目的を明確にし、これにあった投資方法を選びます。また、知識を軽視せず、必要な情報について学習する機会を持ちましょう。

万人に合った投資方法はありません。ご自身についてよく分析し、最適な投資方法を選んでください。