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注目のリチウムイオン電池関連の銘柄10選

昨年のリチウム市場の低迷は、2025年に新たな取引機会を生み出しています。ここでは、注目のリチウムイオン電池関連銘柄10選をご紹介します。本記事で紹介する銘柄は時価総額に基づいて選定されています。

lithium 出所:ブルームバーグ

リチウム株の低迷が取引機会を生み出す理由

リチウム市場は近年、大きな価格変動を経験しています。2022年にはEV市場の急成長を背景に価格が過去最高値を記録しましたが、2023年以降はEV需要の鈍化や供給過剰の懸念から急落しました。この市場の変動はリスクであると同時に、新たな取引チャンスを生み出しています。

リチウムは「白いダイヤ」とも呼ばれ、EVや蓄電池の主要材料として不可欠です。しかし、その価格は短期間で急上昇と急落を繰り返しています。2022年には供給不足で1トンあたり80,000ドル近くまで上昇しましたが、2024年にはピーク時の8分の1まで下落しました。供給過剰の影響で、リチウム関連株も下落し、アルベマールやGanfeng Lithiumなどの企業は生産縮小を余儀なくされています。

一方、リチウムの長期的な需要は引き続き拡大する見込みです。IEA(国際エネルギー機関)によると、EV販売台数は過去10年で47倍に増加し、各国の政策支援により今後も成長が期待されています。また、バッテリー技術の進歩によるコスト削減も進んでおり、全固体電池やシリコン負極技術の開発が注目されています。

現在のリチウム関連株の低迷は、一時的な調整局面とも考えられます。長期的な成長を見越した投資機会がある可能性があります。

注目のリチウム電池関連銘柄10選

ここでは、2025年に注目のリチウムイオン電池関連の銘柄10選をご紹介します(過去の値動きは、将来の株価動向を示すものではありません)。

  1. Albemarle Corporation (ALB)

  2. Ganfeng Lithium (1772.HK)

  3. Tianqi Lithium (9696.HK)

  4. Sociedad Química y Minera de Chile (SQM.N)

  5. Liontown Resources (LTR.AX)

  6. Lithium Americas (LAC.TO)

  7. Mineral Resources (MIN.AX)

  8. Pilbara Minerals (PLS.AX)

  9. IGO Limited (IGO.AX)

  10. Arcadium Lithium (LTM.AX)

Albemarle Corporationは、リチウム採掘と精製の世界的リーダーです。電気自動車(EV)向けバッテリーの重要な供給源となっています。チリのラ・ネグラ施設やオーストラリアのグリーンブッシュ鉱山など、世界各地でリチウム生産を行っています。エネルギー貯蔵や電子機器用途にもリチウムを供給し、持続可能なエネルギー市場の成長を支えています。

2024年第3四半期の決算では、売上高が前年同期比41%減の13.5億ドルとなり、リチウム価格の低迷が影響しました。エネルギー貯蔵部門の売上は55%減の7.7億ドル、調整後EBITDAは76%減の1.4億ドルとなりました。企業全体では1.1億ドルの純損失を計上し、リストラ費用や資産評価損が大きく影響しました。コスト削減のため、2025年の設備投資を前年比50%減の8〜9億ドルに抑える計画です。

Albemarleは、短期的にリチウム価格の影響を大きく受けるため、ボラティリティの高い相場で積極的にトレードを行いたい投資家に向いています。市場価格が変動しやすく、リバウンドのタイミングを狙った短期取引が有望です。

Ganfeng Lithiumは、中国を拠点とする世界最大級のリチウム製造企業の一つです。リチウム採掘、精製、バッテリー製造まで垂直統合した事業を展開しています。リチウム塩湖や鉱石からの採掘を行い、テスラやBMWなどの大手自動車メーカーに供給しています。また、バッテリーリサイクルにも注力しており、持続可能なリチウム供給の確保に取り組んでいます。

2024年第3四半期の決算では、売上高が前年同期比42.46%減の約43.36億元(約8.2億ドル)となり、リチウム価格の低迷が影響しました。純利益は約1.2億元(約2,200万ドル)となりましたが、前年同期比24.85%減となっています。通年では約64億元(約9億ドル)の純損失を計上しており、リチウム市況の変動が業績に大きく影響しています。一方で、バッテリーリサイクル分野への投資を進めるなど、長期的な成長戦略を描いています。

Ganfeng Lithiumは、リチウム価格の回復を期待する中長期のポジションを取りたいトレーダーに向いています。市場サイクルに応じた回復局面での利益確定や、政府支援による新エネルギー産業の成長を見据えた戦略が有効です。また、中国市場の影響を受けやすいため、政策の変化やEV需要の動向を注視しながらの取引が求められます。

Tianqi Lithiumは、中国を代表するリチウム生産企業の一つです。オーストラリアのグリーンブッシュ鉱山の共同所有者として、世界有数のリチウム資源を保有しています。また、チリの大手リチウム生産企業であるSQMにも出資し、グローバルな供給網を築いています。同社は主にバッテリーグレードの水酸化リチウムを製造し、EV市場向けの供給を強化しています。

2024年の通年業績について、Tianqi Lithiumは7,100〜8,200百万人民元(約10〜11.5億ドル)の純損失を計上する見通しです。リチウム価格の急落が収益を圧迫し、特に子会社Talison Lithiumの価格設定と販売メカニズムのミスマッチが影響を与えました。また、SQMの業績悪化や米ドル高による為替損失も損益に響いています。さらに、リチウム水酸化プロジェクトの減損損失も業績悪化の要因となっています。

Tianqi Lithiumは、市場の反転を狙う逆張り型の短期トレーダーに適しています。リチウム価格が底打ちすれば、業績の回復が期待できるため、大幅な株価変動に対応できる戦略が有効です。また、SQMの業績が影響するため、チリ市場の動向やリチウム関連の政策ニュースを注視しながら取引を行うのが望ましいでしょう。

Sociedad Química y Minera de Chileは、チリを拠点とする世界有数のリチウム供給企業です。南米のリチウム三角地帯に位置するアタカマ塩湖での採掘を主力としています。リチウムのほか、ヨウ素、カリウム、肥料なども取り扱い、多角的な事業展開を行っています。特にリチウムの供給では、中国のTianqi Lithiumと戦略的パートナーシップを持ち、グローバル市場での競争力を維持しています。

2024年第3四半期の決算では、売上高が10.8億ドルと前年同期比41.5%減少しました。リチウム関連の売上は4.97億ドルで、前年同期比61.1%の減収となりました。リチウム販売量は前年同期比18%増の51,200トンに達しましたが、平均販売価格は67.1%減少し、市場全体の供給過剰の影響を受けています。税引前利益は7.8億ドルで、純利益は1.31億ドルと前年同期比72.6%減少しました。

SQMは、ボラティリティの高いリチウム市場の中でも、比較的安定した供給基盤を持つ銘柄です。また、チリ政府の政策変更や新たな環境規制の影響を受けやすいため、ニュースや市場動向を注視しながらの取引が求められます。

Liontown Resourcesは、オーストラリアを拠点とするリチウム鉱業企業です。特にカスリーン・バレー(Kathleen Valley)プロジェクトの開発で注目を集めています。同プロジェクトは、オーストラリア最大級のリチウム鉱山の一つとされており、持続可能なエネルギー供給を目指したリチウム採掘を進めています。また、EVバッテリー市場向けのサプライチェーン構築を強化し、LGエナジーソリューションなどの大手企業と長期供給契約を締結しています。

2024年第4四半期の決算では、売上高が8,980万豪ドル(約5.9億米ドル)となり、前四半期比674%増加しました。スポジュメン(リチウム鉱石)濃縮物の生産量は88,683トンに達し、前四半期比215%の増加を記録しました。平均販売価格は1トンあたり806米ドルで、約81,341トンを出荷しました。カスリーン・バレー鉱山の立ち上げが順調に進んでおり、オペレーションの安定化が期待されています。

Liontown Resourcesは、新興リチウム鉱山会社として成長期待の高い銘柄です。成長株投資を狙う短期トレーダーに適しています。カスリーン・バレー鉱山の生産拡大や大手EVメーカーとの契約締結など、ポジティブなニュースが出るたびに株価が大きく動きます。また、同社の成長計画が順調に進むかどうかが株価に影響を与えるため、四半期ごとの生産・販売データに注目しながら取引すると良いでしょう。

Lithium Americasは、北米最大級のリチウム埋蔵量を持つネバダ州のThacker Passプロジェクトを開発する企業です。同プロジェクトは、アメリカ国内でのリチウム供給の確立を目的としており、ゼネラル・モーターズ(GM)との提携や米国エネルギー省(DOE)からの資金提供を受けています。2024年10月には、DOEから22.6億ドルの融資を確保し、バッテリーグレードの炭酸リチウムを年間4万トン生産する計画を進めています。GMとのジョイントベンチャー契約を締結し、北米のバッテリーサプライチェーン構築に貢献することを目指しています。

2024年第3四半期の決算では、総資産が6.93億ドルに増加し、キャッシュ・現金同等物は3.41億ドルとなりました。純損失は2,030万ドルで、前年同期の900万ドルの純利益から赤字転落しました。これは、財務コストの増加やプロジェクト開発費用の増大によるものです。Thacker Passの開発資金として、GMからの6.25億ドルの投資が決まり、さらなる資金調達も計画されています。

Lithium Americasは、長期成長を見込んだ投資を行うトレーダーに適しています。Thacker Passの進捗状況や政策支援の影響を受けるため、ニュースや米政府の補助金、契約締結などのイベントに反応する形で取引を行うのが効果的です。

Mineral Resourcesは、オーストラリアの多角的資源企業です。リチウム、鉄鉱石、エネルギー、鉱業サービスを展開しています。リチウム事業では、Mt MarionおよびWodgina鉱山を運営し、高品位スポジュメン(SC6)を生産しています。Wodgina鉱山は、世界有数のリチウム鉱山の一つであり、米国のAlbemarleとの合弁事業として運営されています。リチウム採掘に加え、バッテリー原料の安定供給を目指し、業界全体のサプライチェーン強化に貢献しています。

2024年第2四半期(FY25 Q2)の決算では、リチウムスポジュメンの総生産量が136,000 dmt、出荷量は143,000 dmtとなりました。平均販売価格はSC6ベースで827ドル/dmt、混合グレードベースでは699ドル/dmtで、いずれも前四半期比増加しました。コスト削減施策を実施し、Mt MarionおよびWodgina鉱山の操業効率向上を図っています。一方、Bald Hill鉱山は市場環境の影響を受け、2024年11月に休止(Care & Maintenance)となりました。

Mineral Resourcesは、バリュー投資型の短期トレーダーに向いています。鉄鉱石やエネルギー部門の利益がリチウム事業を補完しているため、リチウム価格の急落時にも企業の財務安定性が高く、押し目買いのチャンスを狙う戦略が有効です。また、鉄鉱石価格との相関を利用した分散投資戦略を採ることもでき、市場のボラティリティを活用する短期取引に適しています。

Pilbara Mineralsは、オーストラリアのピルバラ地域にあるPilgangooraリチウム鉱山を運営する主要なリチウム生産企業です。硬岩リチウム鉱山としては世界最大級であり、EVバッテリーの重要な原料であるスポジュメン濃縮物を生産しています。また、韓国のPOSCOとの合弁でリチウム水酸化物精製施設を運営し、川下事業への展開も進めています。リチウム価格の影響を受けやすいものの、生産能力拡大と戦略的パートナーシップを通じて競争力を強化しています。

2024年12月期の四半期決算では、スポジュメン濃縮物の生産量が188.2千トン(前期比14%減)、販売量は204.1千トン(前期比5%減)となりました。平均販売価格は1トンあたりUS$796(SC6換算)と、前期比3%の上昇を記録しました。売上高は2.16億豪ドル(前期比3%増)、純利益は公開されていませんが、操業コストがやや上昇し、キャッシュバランスは12億豪ドルに減少しました。現在、P1000プロジェクト(生産能力拡大計画)が順調に進行しており、2025年後半のフル稼働を予定しています。

Pilbara Mineralsは、リチウム価格の短期トレンドを活用するトレーダーに向いています。同社の業績はリチウム価格に強く連動するため、価格が短期間で変動する局面でのトレードが有効です。また、P1000プロジェクトの進捗状況や、リチウム精製事業の拡大による市場シェア向上が注目されており、好材料が出た際の短期急騰を狙う戦略が適しています。

IGO Limitedは、オーストラリアを拠点とする鉱業会社です。Greenbushesリチウム鉱山の権益を保有し、Tianqi Lithium(天斉リチウム)と共同でリチウム水酸化物精製施設を運営しています。また、ニッケルや銅の採掘も手掛ける多角的な事業展開を行っています。特にGreenbushes鉱山は、世界最大級のスポジュメン生産拠点として安定した供給力を誇り、リチウム市場において重要な役割を果たしています。

2024年第4四半期(12月期)の決算では、グループ売上高が1.318億豪ドル(前期比8%減)となりました。Greenbushes鉱山のスポジュメン生産量は392千トン(前期比3%減)、販売量は312千トン(前期比20%減)でした。販売価格の低下により、リチウム事業の収益貢献が減少し、TLEA(天斉リチウムとの合弁事業)の持分利益は前年同期比で大幅減少しました。また、Kwinanaリチウム水酸化プラント第2施設(LHP2)の開発が経済的に非採算と判断され、全工事を中止し、大規模な減損を計上する予定です。グループEBITDAは7,900万豪ドルの赤字となりました。

IGO Limitedは、安定した生産力を背景に中期的なトレンドを狙うトレーダーに適しています。Greenbushes鉱山の生産コストは比較的低く、リチウム価格が回復した際の利益増加が期待できます。一方で、Kwinanaの減損リスクや、Tianqi Lithiumとの関係性が株価に影響を与えるため、企業戦略や合弁事業の進捗を注視しながら取引を行うことが重要でしょう。

Arcadium Lithiumは、オーストラリアとアルゼンチンを中心にリチウム採掘および精製事業を展開する企業です。同社は、オーストラリアのMt Cattlin鉱山とアルゼンチンのOlarozリチウム炭酸塩プロジェクトを主力資産としており、リチウム水酸化物および炭酸リチウムの生産を行っています。2024年10月には、Rio Tintoによる買収合意(総額約67億ドル)が発表され、同社の成長戦略が大手資源企業の支援を受ける形で加速する見込みです。

2024年第3四半期の決算では、売上高が2.031億ドルとなり、純利益は1,610万ドル(1株あたり0.01ドル)を記録しました。調整後EBITDAは4,290万ドルと、前年同期比で減少しました。リチウム水酸化物と炭酸リチウムの販売価格は平均16,200ドル/トンで、前四半期(17,200ドル/トン)から低下しましたが、長期契約に支えられ、比較的安定した価格水準を維持しました。一方で、スポジュメン濃縮物の販売価格は1トンあたり770ドル(SC6換算)で、低迷するリチウム市場の影響を受けています。

Arcadium Lithiumは、買収関連ニュースに敏感なイベントドリブン型の短期トレーダーに向いています。Rio Tintoの買収が完了すれば、企業の成長戦略が加速し、株価にプラスの影響を与える可能性があります。一方で、規制当局の承認や買収完了の時期によっても株価が変動する可能性があるため、ニュースに敏感である必要があります。

これらの銘柄を取引するには

IG証券で口座を開設すれば、CFDで株式を簡単に取引することができます。

  1. 取引システムにログインし、個別株口座を選択します。
  2. 次に、取引したい銘柄名を検索し、取引チケット上で「買い」または「売り」を選択します。
  3. ロット数を選択し、「注文確定」で取引を確定します。

※詳しくは、株式CFDについてのページをご覧ください。または、コールセンターまでお問い合わせください。


本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

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