テスラ株、540ドルまで上昇の可能性 投資判断は「買い」─モルガン・スタンレー
モルガン・スタンレーはテスラの目標株価を540ドルに引き上げた。評価モデルにサービス事業を新たに含めたことによるもの。この3年余りで初めて「買い」の判断を与えた。
モルガン・スタンレーは米電気自動車(EV)メーカー、テスラ<TSLA>の目標株価を540ドルに引き上げた。評価モデルにサービス事業を新たに含めたことによるもの。この3年余りで初めて「買い」の投資判断を与えた。
18日の米株式市場でテスラは前日比45.03ドル(10.2%)高の486.64ドルで終えている。
モルガン・スタンレーは18日付のリポートで、テスラは「徹底的なモデルシフト」を実現する寸前の段階にあるとの見方を示した。これは、単に自動車を販売する企業から、高利益率かつ循環的な収益を生み出すソフトウエアとサービスを販売する企業への転換を指している。
その上で、目標株価を従来の360ドルから50%引き上げて540ドルとし、投資判断を「イコールウエート(中立)」から「オーバーウェート(買い)」に引き上げた。オーバーウェートの判断を付与するのは2017年以来となる。
また、強気シナリオにおけるテスラの目標株価を1068ドルとした。
サム・オブ・ザ・パーツ分析
今回の投資判断と目標株価引き上げは、モルガン・スタンレーがテスラの評価モデルにソフトウエアとコネクテッドカーのサービスを含めたことによるもの。
モルガン・スタンレーは自動車販売のみでテスラを評価すれば、社内に組み込まれた複数の事業を無視することになり、また業界最高水準のソフトウエアと補助サービスが支えるコアストレングスの収益化で派生する長期的な価値の創造を無視することになると指摘した。
モルガン・スタンレーはサム・オブ・ザ・パーツ (SOTP)分析によるテスラの各事業の評価を積算して目標株価を求めた。事業ごとの内訳は次のようになる。
自動車:1株あたり254ドル。30年までに年間380万台の出荷を想定(20年の出荷見通しは50万台)。
エネルギー:同12ドル。保険:同15ドル。モビリティ/ライドシェア(ロボタクシー):同38ドル。ネットワーク・サービス:同164ドル。アズ・ア・サードパーティ・サプライヤー:同58ドル。
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