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ドル円 135円ミドル突破の材料は? / 豪ドル米ドルの短期的展望について

ドル円は底堅さを維持するも135円ミドルで上値が重い。この水準を突破するための材料とは何か?そして国際商品市場が下落トレンドへ転じる中、豪ドル/米ドルの焦点は?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

ドル円 135円ミドル突破の材料は?


【サマリー】
・国際商品市場の下落で対資源国通貨でも米ドル買い優勢の状況に
・ドル円の135円ミドル突破の鍵は良好な経済指標
・ドル円 目先のチャートポイントについて

・豪ドル/米ドルの焦点とチャートポイント


・ドル円は上値トライの継続を予想

20日の外為市場は米ドル売り優勢の展開となるも、ドル円(USDJPY)は135円前後で売り買いが交錯し底堅さを維持した。

ドル円のリスクリバーサルの動きを確認すると、ドルプットの基調(プットオーバー)が一服している。また、対欧州通貨での米ドル高に加え、6月9日を境にして国際商品市場(CRB指数)が下落トレンドへ転じていることを受け(20日のレポートを参照)、現在は対資源国通貨でも米ドルが上昇する局面が見られる。日米金融政策スタンスの差がメインテーマとして意識され続けている状況も考えるならば、ドル円は上値をトライする状況が続いていると判断する。

米ドル相場のパフォーマンス:6月9日~20日

基準日:2022年6月8日 基準日:2022年6月8日


ドル円が上昇基調を維持する場合、目先の焦点は135円ミドルの攻防である。現時点での今年最高値は135.59レベル(6/15)。そして直近2日間は135.40台で上昇が止められた。3月以降、日米の金融政策スタンスの差=日米金利の差が意識され、ドル円は大きく上昇している。2年債、5年債そして10年債の各利回り格差(日米の利回り格差)とドル円の相関関係を確認すると、5年と10年の利回り格差との相関性がより高いことがわかる。これらの利回りは将来の経済情勢を予想して動く。この点を重視するならば、ドル円が135円ミドルをトライ&ブレイクする材料として目先注目すべきは、「良好な米経済指標」ということになる。「良好な米経済指標→経済成長懸念の後退→米国債利回りの上昇」という局面でのドル円は、上で述べた135円ミドルをトライし、ブレイクする展開を想定しておきたい。

ドル円と日米利回り格差の相関係数

対数差分 / データ数:81(2022年3月1日~6月21日午前7時時点) 対数差分 / データ数:81(2022年3月1日~6月21日午前7時時点)


・上下のチャートポイント

ドル円(USDJPY)のチャートポイントだが、上昇の局面では135.50および135.59レベルのトライ&ブレイクが目先の焦点となろう。これらのレジスタンスポイントをことごとく突破する展開となれば、136円台への上昇が次の焦点として浮上しよう。

ドル円のチャート

TradingView 日足(今年3月以降) TradingView 日足(今年3月以降)


一方、「経済成長の懸念→米国債利回り低下」の局面では、ドル円の下落を想定しておきたい。だが、このケースではリスク資産(株式/国際商品)売りよる米ドル買いがドル円の下落を相殺する可能性がある。目先は、フィボナッチ・プロジェクション23.6%と38.2%の各水準で相場がサポートされるかどうか?この点を確認したい。前者(23.6%)は、昨日の下落を止めた水準である。一方、後者(38.2%)は、10日移動平均線(EMA)が推移している水準である。

ドル円がこれらのサポートポイントを下方ブレイクする場合は、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に発生した反落を止めた21日移動平均線(EMA)の維持が焦点として浮上しよう(上の日足チャートを参照)。

ドル円のチャート

TradingView 1時間足(今月15日以降) TradingView 1時間足(今月15日以降)

豪ドル/米ドルの焦点とチャートポイント

・下値トライを想定する展開が続く

世界経済の成長リスクが意識され、国際商品市場(CRB指数)は今月9日を境に下落トレンドへ転じている。

この動きは、豪ドル相場にも影響を与えている。豪ドル/米ドル(AUDUSD)は、軟調な国際商品市場と米国の利上げペースの加速が重なり、上値の重い展開が続いている。
テクニカルの面では21日移動平均線(EMA)がレジスタンスラインとして意識されている。そしてMACDではデッドクロスが示現して以降、低下のトレンドにある(ゴールデンクロスが示現するムードがない)。また、ディセンディング・トライアングルを形成している過程と捉えることもできる。
これらの状況を総合的に考えるならば、豪ドル/米ドルは調整の反発を挟みながらも下値をトライする展開を想定しておきたい。

豪ドル/米ドルの下落トレンドが続く場合、目先の焦点は今月17日の下落を止めた0.69レベルの攻防である。急落を止めかつ下ヒゲ示現での反発だっただけに、買い意欲の強さがうかがえる。よって、豪ドル/米ドルが0.69レベルで再度サポートされるならば、テクニカルの面では短期的な反発ムードが醸成されるだろう。

逆に0.69レベルをあっさりと下方ブレイクする場合は、現時点での今年最高値0.6829(5/12安値)のトライが焦点として浮上しよう。

豪ドル/米ドルのチャート

TradingView 日足(今年4月以降) TradingView 日足(今年4月以降)

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