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FOMCサマリーと市場の反応 / ドル円とユーロドル 目先の注目ポイント

サマリー:「FOMCを通過。米金利の上昇は抑制され、対円&ユーロでの米ドル買いは限定的だった。今後も米金利の動きが焦点に。目先のドル円とユーロドルの注目ポイントは?」詳細はマーケットレポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

FOMCサマリーと市場の反応

・FOMCサマリー

米連邦準備理事会(FRB)は15日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、量的緩和の縮小(テーパリング)を加速させることを決定した。終了時期は従来の22年6月から同年3月へ前倒しする。

また、公表されたSummary of Economic Projections(SEP)では、来年のFF金利の予測中央値が『0.9』となった。FRBのメンバーは、来年3回の利上げを予想していることが示された。

・各市場の反応

予想どおりタカ派のFOMCとなったが、米国の債券市場では2年債利回りと10年債利回り(長期金利)の上昇幅は限定的だった。利回りの急上昇リスクが後退したことで、FOMC後に米国株式市場では主要3指数がプラス圏へと浮上した。

外為市場ではFOMC直後に米ドル買い優勢の局面が見られた。しかし米金利の上昇が抑制されたことで、4時半過ぎからは一転して米ドル安優勢へと転じた。


ドル円とユーロドル 目先の注目ポイント

・ドル円(USDJPY)

FOMC後にドル円(USDJPY)は上昇幅が拡大。このレポートで注目してきた21日線(SMA、113.83レベル)を陽線で上方ブレイクすると114円台へ上昇し、高値114.26レベルを付ける局面が見られた。

しかし、フィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準114.37レベルの突破には失敗した。このテクニカルポイントを上抜けて115円台を目指すには、株高と米金利の上昇が同時に発生することが求められる。

特に重要なのは、後者の米金利の動きである。FOMC後、2年債利回りは0.722%まで上昇するもすぐに低下した。長期金利も1.484%まで上昇するも、その後は1.46%台へと低下した。

FOMC後のファーストリアクションは利回り上昇の抑制となったが、今後もこの状況が続くかどうかは、今日以降の動きを確認する必要がある。

引き続き米金利の上昇が抑制される場合、ドル円のさらなる上値トライの可能性は低下しよう。

逆に米金利がマイルドに上昇し続ける場合は、それに連動しドル円も上昇していくことが予想される。マイルドな米金利の上昇は、米国株にとっても上昇要因だからである。

米金利と米国株が同時に上昇する局面では、上で述べたテクニカルポイント114.37レベルを突破し、再び115円台を視野に入れる展開が予想される。

ドル円のチャート

ドル円のチャート


・ユーロドル(EURUSD)

ユーロドル(EURUSD)は、FOMC直後に下落し、安値1.2220レベルを付ける局面が見られた。しかし米金利の上昇が抑制され、4時半過ぎからは一転して米ドル安優勢の展開となった。

今週7日の動き(安値1.1226レベルで反発した動き)と今回の反発ではっきりしたことは、1.1220台がサポートポイントとして意識されている、ということである。よって、ユーロドルが下落する場合、目先はこの水準での攻防を注視する必要がある。

ユーロドルが1.1220レベルを下方ブレイクする場合は、1.11台へ下落するシグナルと想定したい。一方、この水準で何度も下値がサポートされる場合は、レンジ相場へシフトする可能性が出てくる。


ユーロドルが反発する場合は、このレポートで何度も指摘している21日線(EMA、1.1322レベル)のトライおよび突破が焦点となろう。

21日線を突破する場合は、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準1.1378レベルそして1.1400レベルの攻防が焦点として浮上しよう。これらテクニカルポイントで上値が抑制される場合は、上で述べたレンジ相場へシフトする可能性が高まろう。

今日は欧州中央銀行(ECB)理事会が開催される。ラガルドECBは政策の柔軟性を確保しつつ緩和スタンスを維持することが予想される(パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を来年3月に終了しても、従来の資産購入プログラム(APP)の一時的かつ限定的な拡大を検討することが予想される)ため、ECB理事会後にユーロ買いとなってもそれがトレンド化する可能性は低い。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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