KLab、週間上昇率26%超 「スクスタ」思惑買い続く
・出来高も膨らむ、東証1部で6位
・ブシロードも前週比32.54%高
23日の東京株式市場でKLab<3656>が続伸。開発中のスマートフォン向けゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS」(スクスタ)の配信日が近いとの思惑から、週初から買いが優勢となっていた。
終値は前日比20円(1.8%)高の1129円。前日に1141円の年初来高値を付けており、この日も勢いを維持した。前週末終値からは26.29%上昇した。
23日の出来高は1548万5100株。東証1部上場銘柄で6位につけた。
17日にスクスタの公式ツイッターアカウントを開設したことが、今週の上昇の直接のきっかけとなった。同社はスクスタの配信を2019年秋以降に予定している。
同ゲームを共同開発しているマザーズ上場のブシロード<7803>も同様の動きとなっている。23日の終値は前日比167円(5.92%)高の2990円。この1週間の値上がり率は32.54%となった。
中国展開
KLabはまた、海外展開でも投資家の注目を集めている。8日の2019年12月期第2四半期(4~6月期)連結決算発表での社長の森田英克氏の説明によると、中国企業と共同開発した「BLEACH 境・界-魂之覚醒:死神」が同期の海外売上高の伸びに貢献した。
また、6月にはKLabのスマホゲーム「キャプテン翼~たたかえドリームチーム~」の中国本土配信が同国のゲーム会社を介して始まった。中国の習慣に合わせて細部がローカライズされている。
シンクタンクの中国音数協遊戯工委(GPC)などが発表した19年上期の中国ゲーム業界に関する報告書によると、同期間の業界の販売収入は前年同期比8.6%増の約1兆7000億円だった。また、上期末の中国のゲームユーザー数は6億4000万人超となり、前年比で5.9%増加している。
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