日経平均が4万円突破 パナソニック、ビットコインも上昇
日経平均株価が4万円を突破する中、パナソニックは増配で上昇し、ビットコインは過去最高値に向けて前進した。取り上げる銘柄は、時価総額に基づいて選ばれています。
3月4日、日経平均株価が4万円を突破したことで、日本株は過去最高値を更新した。パナソニック ホールディングス(6752)の株価は増配を受け上昇した。一方、上場投資信託(ETF)の取引高が伸びたことで、ビットコインの価格も押し上げられている。
米国市場の上昇トレンドは続き、1日には史上最高水準で取引を終えた。S&P500は5,140.33ドルに達したことで過去最高値を更新し、前日比0.8%高の5,137.08ドルで取引を終えた。ハイテク株が市場を牽引しており、ナスダック総合指数(IXIC)も過去最高値を更新した後、1.1%高の16,274.94ドルで大引けとなった。
第4四半期の決算を発表したデル(DELL)の株価は、売上高と純利益がアナリスト予想を上回ったことで31.1%急伸し、他の銘柄を大きく引き離した。同社は決算書で、人工知能(AI)向けサーバーの堅調な需要を強調した。
4日の米ドル/円相場は、150円前後で取引された。
日本株は抵抗線を突破、パナソニックは増配で上昇
1日の日経平均株価は4万円に接近し、1.9%高の39,910円82銭で取引を終えた。住友金属鉱山(5713)が1.5%高の3,961円、INPEX(1605)が2.8%高の2,068円で取引を終えるなど、鉱石・エネルギー関連株は堅調に推移した。
前週の米国高を受け、4日の日経平均株価は4万円の抵抗線に向けた上昇を始め、取引開始から15分でその壁を突破した。アドバンテスト(6857)が3.7%、ルネサスエレクトロニクス(6723)が4.9%上昇するなど、半導体関連銘柄の上昇が続いた。同日の日経平均株価は、0.5%高の40,109円23銭で取引を終えた。
総合エレクトロニクスメーカーのパナソニックは2月29日、配当予想を公表し、これまで未定とされていた期末配当を、前年比2円50銭高の17円50銭とした。年間配当額は35円となり、前年から5円増額となった。この発表は好材料と受け止められ、1日の同社株は3.2%の1,466円50銭で大引けとなった。
同社のエナジー部門は車載用の乾電池、一次・二次リチウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池のほか、蓄電モジュールやシステムを生産しており、投資家の注目を集めている。同社は長年にわたってテスラ(TSLA)に電気自動車(EV)用リチウムイオン電池を供給している。
同社株は4日、0.8%安の1,455円で取引を終えた。
ETFへの流入により、過去最高値に迫るビットコイン価格
日本株・米国株ともに高値を更新する中、ビットコインも過去最高値に迫っている。
代表的な仮想通貨でもあるビットコインは、2024年1月に始まったビットコインETFのスポット取引へ投資マネーが流入したことの恩恵を受けているようだ。米国では11のスポット型ビットコインETFが承認されており、1月11日から取引が行われている。ETFの一つである、iシェアーズ ビットコイン トラスト(IBIT)の運用資産額は、すでに100億ドルを超えている。
ドル建てのビットコイン価格は、2月28日に6万ドルを突破し、日本時間4日には、63,000ドル水準で取引された。円建てでは2021年11月の史上最高価格をすでに超えており、4日正午には956万円前後で取引された。
取り上げる銘柄は時価総額に基づいて選ばれています。過去の実績は将来の株価動向を示す指標ではありません。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。