コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

ユーロドルの見通しとテクニカル分析

欧州中央銀行(ECB)による利上げ継続の期待を受けユーロ高は円だけでなく米ドルでも進行している。目先の展望は?注目のチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

※ユーロ円の見通しについてはこちらのレポートをご覧ください


ユーロ円と同様に新たなレジスタンスを探る展開

対円だけでなく、対米ドルでもユーロ高が進行している。昨年の9月28日に底打ちして以降、ユーロドル(EURUSD)は上昇トレンドを象徴する短期サポートラインを形成しながら1.10台へ到達した。そして直近は10日MA(1.0994レベル)と21日MA(1.0939レベル)がサポートラインとなり、地合いの強さを市場参加者に印象付けている。

目先の焦点は今月14日に付けた高値1.1076レベルの突破である。これに成功する場合は、さらに上昇の期待が高まるだろう。

ユーロドルの日足チャート

ユーロドルの日足チャート TradingViewの日足:22年9月以降

ECBの利上げ継続スタンスと米独利回り格差の縮小

対米ドルでのユーロ高の主因は、米欧の政策スタンスに対する市場の思惑にある。

5月の連邦公開市場委員会(FOMC)で米国の利上げサイクルが終了するという観測が根強い一方、欧州の債券市場では欧州中央銀行(ECB)による利上げ政策が長期化するとの観測を受け、ドイツの長期金利は再び上昇基調へ転じている。

米欧金融政策に対して市場が抱く思惑を受け、今年の2月下旬以降、米国の長期金利とドイツのそれとの格差が縮小の傾向にある。この動きに連動し、ユーロドル(EURUSD)は「ユーロ高/米ドル安」のトレンドを形成していることがわかる。

3月の域内インフレ率(消費者物価指数)は前年比で6.9%と鈍化の傾向を示した。だが、価格変動の大きい食品やエネルギーなどを除くインフレ率は5.7%と最高を更新した。インフレの基調が今年の夏まで加速するとの見方も出ている。今後のトレンドは連邦準備制度理事会(FRB)の動向次第だが、5月会合で利上げサイクルの停止に踏み切れば、インフレ抑制を重視するECBの利上げを意識したユーロ高が対米ドルで続く可能性が高まろう。

ユーロドルと米独利回り格差の動向

ユーロドルと米独利回り格差の動向 ブルームバーグのデータをもとに作成 / 日足:年初来

上下のチャートポイント

ユーロドル(EURUSD)が上昇トレンドを維持する場合は、上で述べた1.1076レベル(4月14日高値)の突破が焦点となろう。これに成功する場合は、1.11台へ向けて上昇幅の拡大を想定しておきたい。また、1.1076ブレイク後にこの水準がサポートへ転換するかどうか?この点も確認したい。

一方、ユーロドルの反落局面では、上の日足チャートで示した10日(1.0994レベル)と21日(1.0939レベル)の攻防に注目したい。現在は、短期サポートラインがこれら移動平均線の間で推移している(下の15分足チャートを参照)。また、21日MAのすぐ上の水準1.0943レベルは、直近高安の23.6%戻しにあたる。テクニカルの動向を考えるならば、ユーロドルの反落局面では、10日MAの攻防以上に21日MAレベルでの攻防に注目したい。この移動平均線を維持する状況が続けば、ユーロドルは新たなレジスタンスの水準を探る展開が続くと思われる。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート TradingViewの4時間足:3月以降

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IG証券のFXトレード

  • 英国No.1 FXプロバイダー*
  • 約100種類の通貨ペアをご用意

* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)

リアルタイムレート

  • FX
  • 株式CFD
  • 株価指数CFD

※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。

モーニングメール

ストラテジストによる「本日の予想レンジとトレンド」を毎朝※無料でお届け中! ※メール送信は基本的に月~金の平日を予定しておりますが、ストラテジストの都合により予告なく送信を行わない日がございますので、予めご了承ください

弊社の個人情報保護方針・アクセスポリシーにご同意の上、申し込みください。

こちらのコンテンツもお勧めです

IG証券はお取引に際してお客様がご負担になるコストについて明確な情報を提供しています。

FX/バイナリーオプション/CFDのリーディングカンパニー。IG証券について詳しくはこちら

その日の重要な経済イベントが一目でわかるカレンダー。「予想値」、「前回値」、「発表結果」データの提供に加え、国名や影響度によるイベントのスクリーニング機能も搭載。