米配車リフト、IPOに向け18日から説明会 楽天が筆頭株主
・20億ドル調達目指す
・200億~250億ドルの上場時時価総額狙う
楽天グループ<4755>が筆頭株主となっている米配車サービス大手リフトが、最大20億ドル規模の新規株式公開(IPO)に向けた投資家向け説明会(ロードショー)を18日に開始することが伝えられた。
海外メディアによると、リフトは今月末のナスダック市場上場時の時価総額を200億~250億ドルとしたい考えで、ロードショーでは競合するウーバー・テクノロジーズとは異なり配車事業に焦点を絞っている事実などを強調して伝える方針という。
ウーバーに先んじた、米配車サービス会社としては初の上場を見据え、リフトは1日に米証券取引委員会(SEC)にIPOを正式に申請していた。
この時に提出した書類によると、リフトの昨年の売上高は21億6000万ドルで、17年の10億6000万ドルから増加した。一方、昨年の純損益は9億1100万ドルの赤字で、17年の6億8800万ドルから赤字が拡大した。
一方、食事配達などに事業を広げているウーバーは4月にもIPOの手続きを開始する予定。上場時時価総額として最大1200億ドルを目指しているという。
楽天とソフトバンク、配車大手に各々出資
リフトの筆頭株主は発行済み株式数の13%を保有する楽天。ほかにゼネラル・モーターズ(GM)やフィデリティ・インベストメンツ(ともに8%未満)、グーグルの持ち株会社アルファベット(5%超)などが株主に名を連ねる。
楽天は携帯電話事業の投資資金確保に向け、リフトの上場後に保有株を一部売却するとみられている。
一方、ウーバーの筆頭株主は15%を保有するソフトバンクグループ<9984>。
18日の東京株式市場で、楽天は前週末比25円(2.6%)高の988円で前引けした。
ソフトバンクグループの前場終値は135円(1.25%)高の1万975円。
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