ポンドドルは予想どおり1.40台を目指す展開に / ドル円のチャートポイント
今日のポイント：『ポンドドルは予想通り1.40の攻防が焦点に。ドル円は108.30をブレイク。次の焦点は短期サポートラインのトライ。上下のチャートポイントは？』詳細はマーケットレポートをご覧ください。
ポンドドルは予想どおり1.40台を目指す展開に
19日の外為市場では英ポンド（GBP）の買い圧力が高まり、ポンドドルは50日MA(1.3875)の突破に成功した（高値1.3992）。また、1.3920（ネックライン）の突破にも成功したことでダブルボトムが完成した。
昨日のレポート『英ポンドの動向に注目 / ポンドドルとポンド円の焦点』で指摘したとおり、次の上値ターゲットは節目の1.40である。
1.40台へ上昇する場合、まずはフィボナッチ・リトレースメント61.8％の1.4021のトライおよび突破となるか？この点に注目したい。
この水準をも突破する場合は、1.41台を視野に上昇幅の拡大を予想する。
ポンドドルのチャート
ドル円のチャートポイント
一方、ドル円はテクニカル面で重要な局面にある。ひとつは、3月のサポートポイント108.30レベルを完全に下方ブレイクしたことだ。重要サポートポイントのブレイクは、ドル円がさらに下落するシグナルとなり得る。また、オシレーター指標でもドル円の下落トレンド継続を示唆する動きが続いている。
現状、ドル円は108円台の維持にかろうじて成功している。
だが、市場の短期的な思惑を反映するリスクリバーサル（1ヶ月）は低下基調にある。
テクニカルとリスクリバーサルの動きを考えるならば、今日以降注視すべきは、もう一つの重要なテクニカルポイントである1月安値102.57を起点とした短期サポートラインの維持である。
このラインは今日現在107.68レベルで推移している。ドル円の上昇を象徴するこのラインを下方ブレイクする展開となれば、トレンドが転換したシグナルと想定したい。
一方、米金利が上昇する局面ではドル円の反発を予想する。
このケースでの焦点は、チャート②のライン１を突破するかどうか？この点に注目したい。
このラインは今日現在108.90レベルで推移している。
これを達成する場合は、21日MA(109.43レベル)およびチャート②のライン2の攻防となるかどうか？が焦点となろう。
これらレジスタンスポイントをトライおよび突破するためには、米金利だけでなく米株も同時に上昇し続けることが条件となろう。
ドル円のチャート①
ドル円のチャート②
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