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ドル円もユーロドルも今日は米指標データにらみの状況に

円安の圧力は根強い。ドル円は新たなレジスタンスポイントの見極めが焦点に。ロシア-ウクライナ情勢は不穏なムードに。ユーロ相場は反落を警戒。今日は米指標データの内容とそれに対する反応に注目。ドル円とユーロドルのチャートポイントは?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

ドル円もユーロドルも今日は米指標データにらみの状況に


【サマリー】
・ドル円の焦点は新たなレジスタンスポイントを見極めることにある
・ドル円のトレンドは米指標データと米金利の反応に左右されよう
・ウクライナ情勢と利上げ期待の狭間で振れ動くユーロドル
・良好な米指標データが確認される場合は21日線の下方ブレイクと1.09台への下落を警戒



・新たなレジスタンスポイントを模索するドル円

昨日の円相場のパフォーマンスを確認すると、総じて円買い優勢の展開となった。

対南アランドや豪ドルで円高が進行したが、これは欧米の株安と国際商品市場(コモディティ価格)の下落による影響が大きい。対ユーロでの上昇は、ウクライナ情勢に対する不透明感が再び高まったことが要因である。つまり、これら外貨売りの圧力により円相場が上昇しただけである。

そして対米ドルでの円上昇率はわずか0.1%だった。欧米株式の下落と米長期金利の低下が同時に発生しても円買いが限定的だった事実は、日銀の金融緩和スタンスと国内経常収支の悪化(その状態化)を意識した円売りの強さを示唆している。特にドル円(USDJPY)では、今後も日米金融政策スタンスの差が意識される状況が続くだろう。この点を考えるならば、ドル円は新たなレジスタンスポイントを模索することが目先の重要テーマとなろう。

円相場のパフォーマンス

円相場のパフォーマンス


・米指標データとドル円のチャートポイント

3月28日に高値125.10レベルまで急騰して以降、ドル円(USDJPY)は調整の反落相場が続いている。昨日は安値121.26レベルまで下落する局面が見られた。しかし、10日線(EMA)でサポートされ121円台の維持に成功した。この移動平均線は3月8日以降、サポートラインとして意識されている。よって、目先の下値ポイントは10日線の攻防となろう。

この移動平均線を下方ブレイクする場合は、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準121.10のトライを想定しておきたい。この水準の攻防は121円台の攻防でもある。

一方、ドル円が反発する場合の焦点は、昨日の高値122.45および123円台への再上昇が焦点となろう。

米債市場では2月に続き3月も月末のポジション調整による米債買い(金利低下)の展開となったが、今晩発表される3月米雇用統計と同月ISM製造業景気指数がともに市場予想を上回る場合は、景気の先行きリスクに対する警戒心が一時的に後退することが予想される。

よって、良好な指標データの内容は、米金利の上昇要因と想定しておきたい。このケースでのドル円は、上で述べたレジスタンスポイントをトライする展開が予想される。

ドル円のチャート

ドル円のチャート


ユーロドルの焦点とチャートポイント

・ウクライナ情勢と早期利上げ観測の狭間で

ユーロ相場は対米ドル、日本円そして英ポンドで底堅い展開が見られる。

直近のユーロ買いは、二つの土台に支えられている。
ひとつは、域内主要国でのインフレ加速とそれに対応するために欧州中央銀行(ECB)が早期に利上げを実施するのではないか、という観測である。もうひとつは、ウクライナ紛争が停戦協議によって解決に向かうとの楽観的な見方である。しかし、後者の停戦協議についてはこう着した状況に陥っている。

また、ロシアのプーチン大統領は昨日、ロシア産天然ガスの買い手は4月1日から代金をルーブルで支払う必要があるとし、これに従わない場合は天然ガスの供給を停止すると表明した。欧州サイドの反発は必至であり、ウクライナ情勢の不透明感が再び増してきたことを考えるならば、ユーロ買いはひとまず終息する展開を想定しておきたい。


・ユーロドルの焦点とチャートポイント

ユーロドル(EURUSD)は昨日、高値1.1184レベルまで上昇した。しかし、フィボナッチ・プロジェクションの100.0%レベルで見事に上値が止められた。大陰線が示現したことも考えるならば、新たなレジスタンスの水準として、このテクニカルポイントもしくは1.12が浮上してきた。

ユーロドルが下落基調へ転じる場合は、21日線の攻防が目先の焦点となろう。このテクニカルポイントを完全に下方ブレイクする場合は、3月下旬以降サポートポイントとして意識されている1.0960レベルを視野に下落幅の拡大を想定しておきたい。

なお、今日のユーロドルのトレンドは、上で述べたとおり米指標データの内容に左右される可能性が高い。ウクライナ情勢のリスクが再び意識され始めているタイミングで総じて良好な米指標データの内容が確認される場合は、アメリカ経済の拡大期待と米欧の金融政策スタンスの差が意識されることで、ユーロドルは21日線の下方ブレイクおよび1.09台への攻防シフトを想定しておきたい。

ユーロドルのチャート

ユーロドルのチャート

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