ドル円、ポンドドル、ユーロドルの短期的な展望
今日のポイント:『ドル円、ポンドドル、ユーロドルの短期的な展望と上下のテクニカルポイントにつて』。詳細はマーケットレポートをご覧ください。
ドル円の短期的な展望
ドル円は引き続き短期レジスタンスラインの攻防が焦点となろう。このラインは今日現在104.40レベルで推移している。このラインと並行して89日MAも104.43レベルで推移している。これらのラインは昨年の夏以降、相場の上値を抑制してきた経緯がある。それだけに104.40台での反落には警戒したい。米株高と米金利の反発が同時に発生する局面では、104.40台を視野に上昇すると予想する。
一方、下値の焦点は13日と昨日の下落を止めた10日MAの攻防となろう。このMAは今日現在、103.60レベルで推移している。10日MAを下抜ける場合は103.00を目指す展開を想定したい。
ドル円のチャート
ポンドドルの短期的な展望
再び堅調地合いを取り戻しているポンドドルの焦点は1.37台への上昇である。
ポンドドルのリスクリバーサル(1週間)は上昇基調にある。通貨オプション市場の参加者はポンドドルに対して強気のスタンスであることがうかがえる。
フィボナッチ・リトレースメントの23.6%でサポートされた経緯やユーロポンドが下落基調(ユーロ安/ポンド高の基調)であることも考えるならば、1.37を上抜ける可能性が高まっている。
米金利の上昇が抑制される展開となれば、1.37のブレイクと新たな高値の水準に注目したい。1.37台の攻防となる場合、注目すべきレジスタンスポイントは2018年5月1日に大陰線が示現した時の高値1.3773レベルである。
一方、米株安や米金利の上昇の局面では、ポンドドルの反落を予想する。このケースでは、13日と昨日の下落を止めた1.3610レベルの攻防に注目したい。今日現在、この水準には10日MA(1.3612前後)が推移している。
ポンドドルのチャート
ユーロポンドのチャート
ユーロドルの短期的な展望
反落基調が続くユーロドルは、本日も上値の重い展開を想定したい。
市場の短期的な思惑を反映するリスクリバーサル(1週間)は低下基調にある。また、上で述べたようにユーロポンドは下落(ユーロ安/ポンド高)の基調にある。ユーロ円も同様の展開となっている。
これらの動向を考えるならば、現在のユーロ相場の地合いは弱い。
米株の反落や米金利反発のケースでのユーロドルは、フィボナッチ・リトレースメント38.20%の水準1.2063レベルを視野に下値を目指す展開を予想する。この水準は、昨年12月9日に相場をサポートした経緯がある。
昨日のユーロドルは1.2109でサポートされ長い下ヒゲが示現した。この水準(1.2109)の下方ブレイクは、1.2060レベルを目指すシグナルとして警戒したい。
一方、上値の焦点は、今週に入りレジスタンスラインとして意識されている21日MAの突破となろう。このMAは今日現在1.2219前後で推移している。
ユーロドルのチャート
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