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2024年注目の電気自動車( EV ) 関連銘柄 4選

自動車の完全電気化の道のりは厳しいものの、着実に進んでおり、大手自動車メーカーは続々と電気自動車(EV)の新モデルを発表しています。ここではEV関連銘柄を4選紹介します。取り上げる銘柄は、時価総額に基づいて選ばれています。

2024年注目の電気自動車(EV)関連銘柄4選 出所:ゲッティ

EV関連株: EV販売台数は成長を続けるも、地域ごとに明暗

2024年9月の世界のEV販売台数は前年比30.5%増の169万台に達しました。中国市場が47.9%増で全体を牽引しています。一方、欧州では8月に前年同月比43.9%減少し、特にドイツでは68.8%の大幅減が目立ちました。補助金停止やエネルギーコスト上昇が販売低迷の要因とされています。

長期的には、EV市場は力強い成長が見込まれています。富士経済の調査によれば、2040年には世界販売台数が2023年比で約6倍に拡大する見通しです。IEAの予測でも、2035年には新車販売の50%がEVになるとされ、各国の政策支援や技術革新が成長の鍵となります。

中国メーカーの急成長で競争が激化する一方、日本メーカーはHVの販売を武器に「全方位戦略」を進めています。今後、全固体電池や水素燃料技術の開発が成長を支える見通しです。短期的な課題があるものの、EV市場は着実な拡大が期待され、関連銘柄への注目も高まっています。

注目のEV関連株4選

ここでは、2024年に注目の電気自動車株4選を紹介します。取り上げる銘柄は、時価総額に基づいて選ばれています。また、過去の値動きは将来の株価動向を示すものではありません。

  1. Tesla (TSLA)

  2. トヨタ自動車 (7203)

  3. Rivian (RIVN)

  4. Li Auto (LI)

Tesla (TSLA)

テスラは、電気自動車(EV)のパイオニアであり、自動車業界で最も影響力を持つ企業の一つです。米国や中国市場での強力な存在感に加え、サイバートラックの展開など新製品にも積極的です。また、エネルギー貯蔵事業も急成長しており、2024年第2四半期には9.4 GWhのストレージ容量を記録しました。今後はAIや自動運転技術への投資も拡大し、Robotaxiの開発も視野に入れています。

テスラの2024年第2四半期の売上高は255億ドルで、前年同期比2%増加しましたが、純利益は前年の27億ドルから14億ドルに減少しました。これは、車両の平均販売価格の低下とAI関連プロジェクトの増加によるコスト増が影響しています。さらに、営業利益率は前年同期の9.6%から6.3%に低下しました。

テスラの株価は2024年現在も高い水準を維持していますが、PER(株価収益率)は他の自動車メーカーに比べ高めです (61.01倍)。市場の期待が大きい分、短期的な業績変動に敏感な動きを見せることが特徴です。また、株価のパフォーマンスは新製品の発表やAI技術の進展に大きく影響されます。

テスラは、ボラティリティが高いため、積極的な価格変動を活用する短期トレーダーに適しています。新製品の発表や業績発表のタイミングを狙うと良いでしょう。また、AI技術や自動運転に関するニュースも大きく株価に影響を与えるため、これらの分野に注目した取引も可能です。

トヨタ自動車 (7203)

トヨタ自動車は世界有数の自動車メーカーです。ハイブリッド車(HV)を中心とした電動車両での実績を持ちます。同社は「全方位戦略」に基づき、EV、FCV(燃料電池車)、そして全固体電池開発を進めています。2024年には、HVやPHEVに注力しながら、今後のEV市場の成長に備えた準備も進行中です。多様な市場展開と環境技術への取り組みがトヨタの強みです。

2025年第1四半期の売上高は11兆8379億円で、前年同期比12.2%増となりました。営業利益も16.7%増の1兆3084億円を記録しています。しかし、日本市場では販売が20.8%減少した一方、海外市場では2%の増加を見せ、地域間での成績にばらつきが見られました。

トヨタの株価は安定的に推移し、時価総額は約2232億ドルとなっています。PERは自動車業界全体では控えめな水準 (6.87倍) で、これは市場の安定性や堅実な業績を反映しています。多様な製品展開と、今後の全固体電池導入が投資家から注目を集めています。

Rivian (RIVN)

Rivianは、米国を拠点とするEVメーカーです。電動ピックアップトラックとSUVに特化しています。2024年第2四半期には、9,612台の生産と13,790台の納車を達成しました。また、同期間中にVolkswagenとの合弁事業を発表し、次世代電気アーキテクチャとソフトウェア技術を共同開発する計画です。これにより、両社のコスト削減と技術革新が期待されています。

第2四半期の売上高は11億5800万ドルで、前年同期から大幅に改善していますが、粗利益はマイナス4億5100万ドルでした。これは製造コストと減価償却費の影響を反映しています。同社は約1億ドルのコスト削減を目指しており、設備の再編も完了しています。また、営業損失は9億2400万ドルで、前年より拡大しています。

Rivianの株価は、テスラや中国の競合他社に比べて変動が大きく、PER(株価収益率)はマイナス圏にあります。これは、同社がまだ利益を出していない成長段階にあることを反映しています。しかし、Volkswagenからの5億ドルの初期投資や合弁事業の成功が株価にプラスの影響を与える可能性があります。

Rivianは、リスクを取ることを厭わない短期トレーダーに適しています。新製品や合弁事業の進捗に関するニュースが株価を動かすため、ニュースを活用したイベントドリブン戦略が有効です。また、企業の決算や提携情報を素早く捉え、急騰・急落するタイミングを狙うことが利益を得る鍵となります。

Li Auto (LI)

Li Auto(理想汽車)は、中国の新エネルギー車(NEV)市場で急成長しているEVメーカーです。特にレンジエクステンダー付きEV(EREV)で注目を集めています。2024年第2四半期には、合計108,581台の車両を納車し、前年同期比25.5%の増加を達成しました。さらに、店舗網や充電ステーションの拡大を通じて、顧客基盤を強化しています。

Li Autoの第2四半期の総売上高は317億人民元(約44億ドル)で、前年同期比10.6%増加しました。売上の大部分は車両販売からの収益で、303億人民元を記録しています。ただし、車両の利益率は18.7%と、前年同期の21.0%から低下しました。最終的な純利益は11億人民元(約1.5億ドル)で、前年同期比52.3%減少しましたが、第1四半期からは86.2%の回復を見せました。

Li Autoは、他の中国メーカーと同様に急成長段階にあり、利益率の安定に向けて取り組んでいます。特に、車両販売と自動運転技術の進展が評価され、投資家からの注目を集めています。株価は新製品の発売や納車数に敏感に反応するため、短期的なトレーディング機会が多い銘柄です。

Li Autoは、中国市場に焦点を当てたアグレッシブな戦略を取っており、新製品の発表や四半期ごとの納車数の変動に基づくトレードが有効です。急成長する中国市場のニュースに敏感なトレーダーにとって、Li Autoは魅力的な選択肢です。特に四半期ごとの納車数や利益率改善の進展を注視することが、成功する短期取引の鍵となるでしょう。

これらの銘柄を取引するには

IG証券で口座を開設すれば、CFDで株式を簡単に取引することができます。

  1. 取引システムにログインし、個別株口座を選択します。
  2. 次に、取引したい銘柄名を検索し、取引チケット上で「買い」または「売り」を選択します。
  3. ロット数を選択し、「注文確定」で取引を確定します。

※詳しくは、株式CFDについてのページをご覧ください。または、コールセンターまでお問い合わせください。


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