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堅調地合いの欧州通貨/リスクバロメーターとしてのオセアニア通貨

欧州通貨は堅調地合いを維持しています。一方、オセアニア通貨も同様の展開となっています。後者は米中リスクに対する投資家の警戒心を計るバロメーターとなり得ます。この状況が続くかどうか?今日は米指標データに注目です。詳細はマーケットレポートをご参照ください。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

・堅調地合いの欧州通貨

5日の外為市場は、引き続き米ドル売り優勢の展開となった。この日、主要な先進国通貨に対して米ドルが上昇したのは豪ドルのみ(前日比)。一方、主要な新興国通貨では南アランド(+0.4%)とトルコリラ(+0.05%とほぼ横ばい)で米ドル買い優勢となった(同比)。4日と同じく、この日も米長期金利(以下米金利)は反発基調を維持した。注目すべきは米金利の反発が米ドル買い圧力に結びついていないことである。10月にも同じ状況が見られたが、この時は欧州通貨の上昇が目立った。現在(12月入りしてから)は、英ポンドとNZドルの上昇が鮮明となっている(対米ドル)。
前者の英ポンド相場の焦点は3つある。ひとつは上値ターゲットだが、まずは1.3176(5/3高値)の突破が焦点となろう。これを達成する場合、1.3383(3/13高値)を視野に上昇幅の拡大が予想される。二つ目は、反落した際の新たなサポートポイントの水準である。これまで相場をレジストし続けてきた1.30がサポートへ転換するかどうか、この点が焦点となろう。そして最後の焦点は、英ポンドの上昇にユーロが対米ドルでどこまで追随できるか、である。現状1.11レベルの攻防へシフトしているが、昨日発表された独/ユーロ圏の指標データは総じて市場予想を下回った。欧州の指標データに期待できない以上、ユーロドルの上昇要因として目先注目すべきは、冴えない米国の指標データということになる。本日は11月雇用統計が発表される。非農業部門雇用者数変化と平均時給が市場予想を下回るならば米ドル安圧力にサポートされ、ユーロドルは1.11台の攻防および維持が焦点となろう。

【ポンドドル】

GBPUSD ポンドドル テクニカル分析

・米中リスクのバロメーターとしてのオセアニア通貨

11月20日のレポート「反発の土台が整ってきたNZドル」で指摘したとおり、NZドル/米ドル(以下NZD/USD)は緩やかな上昇基調を維持している。この時のレポートで注目したのは、IMMポジション(投機部門)のネットショートの状況と重要サポートポイント0.6200の維持に成功した点だった。そして米中部分合意に対する期待が上昇相場の要因になるとも指摘した。現在のNZドルの底堅さを考えるならば、不透明感はありつつも、米中部分合意に対する市場の期待は根強いと言える。この点は豪ドルの堅調地合いも示唆している。12月の騰落率(対米ドル)を確認すると、NZドルの1.9%には及ばないものの1%近く上昇している。オセアニア通貨は中国リスクに敏感に反応する傾向があり、それ故、米中リスクに対する市場の警戒心のバロメーターとして有用である。現在の状況(=オセアニア通貨高)が続く限り、米中部分合意に対する市場の期待が強いと判断する。逆にオセアニア通貨に売り圧力が高まる場合は、市場の期待が急速に後退していると判断したい。このケースでは米株の反落や突発的な円高を警戒したい。

【オセアニア通貨の騰落率】

AUDUSD NZDUSD 豪ドルドル NZドル米ドル 騰落率

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