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米国株に衝撃 S&P500急落 決算発表がAIブーム見通しに影

アメリカのS&P500の24日の下落率は1年7か月ぶりの大きさ。25日のGDPやPCE物価指数も株式市場を揺らす可能性がある。

米国株にショック S&P500急落 決算がAIブーム見通しに影 出所:Adobe Images

アメリカの株式市場に衝撃が走った。24日のS&P500種株価指数の終値は前日比2.32%安。下落率は1年7か月ぶりの大きさで、投資家心理の急激な冷え込みを感じさせた。S&P500急落の要因は、前日の取引時間終了後のテスラとアルファベットの2024年4-6月期決算発表。いずれも収益性の悪化が投資家の不安をかきたてて株価が大幅安となり、人工知能(AI)ブームに沸く他のハイテク大手の株価の見通しも暗くした。25日には4-6月期GDPとあわせて個人消費支出(PCE)物価指数の発表も予定されており、米国経済や連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策をめぐる思惑が、投資家の不安をさらに強める可能性もありそうだ。

【関連記事】米国株、見通しに波乱も S&P500週次続落 半導体株にも決算余波(2024年7月27日)

S&P500は1年7か月ぶりの下落率 ハイテク決算が波紋

S&P500(SPX)の24日の終値は前日比2.32%安の5427.13。16日につけた最高値(5667.20)から下落率は4.24%まで広がった。24日の下落率は2022年12月15日(2.49%安)以来の大きさ。S&P500は2024年上半期に14%上昇したが、下半期の出だしは波乱含みになっている。

S&P500とアメリカの長期金利の推移のグラフ

S&P500を押し下げたのは、テスラとアルファベットの決算だ。デスラは、総収入は予想外の増収だったが、利益面は市場予想を大きく下回る結果。電気自動車(EV)の販売苦戦が要因だ。また、アルファベットは総収入と利益が市場予想を上回ったものの、AI開発に関連した高水準の設備投資が下半期も続く見通しであることが悪材料視された。25日の株価はテスラ(TSLA)が12.33%安、アルファベット(GOOGL)が5.04%安となっている。

AIブームに冷や水 投資家心理を示すVIXは急激に悪化

両社の決算がかきたてた不安は他のハイテク大手の株価にも影響した。SNS大手のメタ・プラットフォームズ(META)は5.61%安。マイクロソフト(MSFT)は3.59%安、アマゾン・コム(AMZN)も2.99%安となった。各社はテスラやアルファベット同様、AI開発への積極投資を続けているが、投資家の間では、過剰な設備投資が利益を圧迫する見通しだと受け止められたようだ。また、AIによるスマートフォンの高機能化を目指すアップル(AAPL)の株価も2.88%の値下がり。AI開発に不可欠な高性能の半導体で高いシェアを持つNVIDIA(エヌビディア、NVDA)の株価も6.80%安となった。

テスラ、アルファベット、エヌビディア、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、アマゾン・コム、アップルの株価の推移のグラフ

投資家心理の悪化はウォール街の恐怖指数と呼ばれるVIX指数(VIX)の値動きにも表れた。シカゴ・オプション取引所(CBOE)によると、24日のVIXの終値は18.04で、4月19日(18.71)以来の高さ。7月12日までは12台の低さだったが、急激な上昇が続いている。VIXはS&P500のオプション取引の動向から算出される数値で、数字が大きいほど今後の値動きが荒くなることへの警戒感が強いことを意味する。

S&P500とVIX指数の値動きの推移のグラフ

アメリカのPCE物価指数も大手ハイテク株に影響か

投資家不安が高まる中、今後のS&P500の値動きは米国の経済指標にも左右されそうだ。商務省が25日午前8時30分(日本時間25日午後9時30分)に発表する4-6月期GDPでは、米国の成長率などとともに、四半期ベースでのPCE物価指数が発表される。ロイターがまとめた事前予想によると、食品とエネルギーを除いたコア指数の伸び率は前期比年率で2.7%の見通しだ。また、26日に発表される6月のPCE物価指数の伸び率は、コア指数で前年同月比2.5%が予想されている。

PCE物価指数(コア)の伸び率の推移(四半期、月次)のグラフ

2022年3月から利上げを始めたFRBは、これまでの物価上昇率の低下を評価すると同時に、最近は高い金利水準が労働市場を悪化させることにも神経をとがらせている。このため金融市場ではFRBが9月には利下げに踏み切るとの見方が強い。ただ、こうした利下げ見通しの強まりは、変動金利での借り入れが多く、金利低下の好影響を受けやすい中小型株への資金シフトを生み、大手ハイテク株にとっては逆風になっている側面がある。

今後発表される経済指標が物価上昇低下と労働市場の冷え込みを感じさせる結果になれば、大手ハイテク株の下落がS&P500の下押し圧力になることも想定されそうだ。


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