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豪中銀、政策金利維持の予想優勢 6日に理事会 前回はサプライズ

豪中銀の6日の理事会は現状維持が予想されている。ただし4月の物価上昇率は予想以上の数字で、市場は7月以降の利上げを見込む。

出所:ブルームバーグ

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は6日の理事会で政策金利を据え置くとの見方が優勢だ。前回(5月2日)の理事会では市場予想に反するサプライズ利上げを決めており、今回は物価上昇の推移を見守る見通しだ。ただ、4月の消費者物価指数(CPI)は予想を超える伸びを記録しており、7月以降の理事会での利上げも見込まれている。豪ドル円相場で3か月半ぶりの豪ドル高水準が近づく中、RBAの決定が及ぼす影響が注目される。

エコノミスト調査では30人中22人が据え置き予想

RBAは6日午後2時30分(日本時間午後1時30分)に政策金利を発表する。ロイター通信のエコノミスト調査によると、30人中22人が政策金利据え置きを予想している。残る8人は0.25%の利上げを見込む。ただ、金融情報会社リフィニティブのデータによると、6日の理事会での政策金利据え置きについて、投資家の動向から算出される確率は日本時間2日午後3時現在で51%程度で、0.25%利上げの確率も49%程度ある。

RBAは前回の理事会で政策金利を0.25%引き上げ、3.85%とした。前々回(4月4日)の理事会で1年ぶりに利上げを見送った直後の利上げ決断とあって、市場を驚かせるサプライズ利上げだった。今回の理事会では前回の利上げの効果が物価にどのような影響を与えるのかを見極めるため、再び利上げを見送るとの見方が多いようだ。

4月のCPIは予想を上回る上昇率

ただ、5月31日に発表された4月のCPIは総合指数の伸び率が前年同月比6.8%で、市場予想の6.3%を大幅に上回った。前月(6.3%)からも伸びが加速しており、物価上昇が治まらない状況を印象付けている。

オーストラリアの消費者物価指数(CPI)の推移

RBAは1-3月期の伸び率が7.0%だったことを「高すぎる」と評価して5月の利上げを決めた。RBAは物価上昇率の目標である2-3%に達する時期は2025年半ばだとみているが、理事会の議事録では複数の参加者からは「物価上昇率が目標を超える期間が4年に及ぶとみられる現状を踏まえれば、物価上昇率が予想に反して上振れする余地はほとんど残されていない」との警戒感が示されていた。

このため、RBAが6日の理事会で利上げを見送ったとしても、7月以降の再利上げが予想されている。リフィニティブによると、金融市場では8月の段階で政策金利が4.1%以上になると想定されており、7月か8月の理事会で0.25%の利上げが行われるとの見立てとなっている。

豪ドル円相場は2月の高値まであと1円

一方、豪ドル円相場(チャート)では、オーストラリア経済とのつながりが深い中国経済の動向も材料視されている。オーストラリアの4月のCPIは強かったものの、中国国家統計局が同時刻に発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回り、相場は円高豪ドル安へと動いた。また、6月1日に財新・S&Pグローバルが発表した5月の中国製造業PMIは市場予想を上回り、今度は円安豪ドル高へと相場を動かしている。

2日午後の豪ドル円相場は1豪ドル=91円台後半で推移しており、2月21日につけた直近の高値(92.98円)まであと1円程度の水準まで上がっている。RBAが6日の理事会で2回連続での利上げを決めれば、豪ドル高の材料として意識されそうだ。


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