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豪ドル安進行も オーストラリア中銀、利下げ見通し 4年3か月ぶり

オーストラリア中銀は18日に4年3か月ぶりの利下げ決定が濃厚。足元では96円台で推移している豪ドル円相場で豪ドル安が進む可能性がある。

豪ドル安進行も オーストラリア中銀、利下げ見通し 4年3か月ぶり 出所:Adobe Images

豪ドル円相場で豪ドル安圧力が再燃する可能性がある。オーストラリアの中央銀行にあたるオーストラリア準備銀行(RBA)が18日に4年3か月ぶりの利下げを決める見通しとなっているためだ。足元の豪ドル円相場は直近の1週間で2%弱の豪ドル高に振れ、1豪ドル=96円台で推移しているが、RBAの声明文などが今後の利下げ見通しを強めた場合には豪ドル安要因となりえる。また、豪ドル円相場の今後の見通しは、米中対立が中国経済に及ぼす悪影響や日本銀行の追加利上げをめぐる思惑でも左右されそうだ。

オーストラリア中銀は18日に政策金利発表 4年3か月ぶり利下げ濃厚

RBAは18日午後2時30分(日本時間18日午前12時30分)に理事会の結果を発表する。ブルームバーグのデータによると、0.25%利下げについて投資家の動向から算出される確率は日本時間17日午前11時段階で約85%。RBAは2023年11月から1年3か月にわたって政策金利を4.35%に据え置いており、ようやく利下げに転じる見通しだ。実際にRBAが利下げを決めれば、2020年11月に政策金利を0.10%まで引き下げて以来、4年3か月ぶりとなる。

RBAの利下げが濃厚となっている背景にはオーストラリアの物価動向がある。1月29日に発表された2024年10-12月期の消費者物価指数(CPI)は総合指数の伸び率が前年同期比2.4%で、RBAが目標とする2-3%の水準の中間値を下回った。RBAは2024年12月10日までの理事会後の声明文でも「物価上昇率が持続的に目標範囲に向かっていくことにいくらかの確信を得つつある」としており、見通しに沿った結果がでたといえる。

オーストラリアの消費者物価指数の伸び率の推移(月次、四半期)のグラフ

豪ドル円相場は96円台 RBAの追加利下げ見通しで豪ドル安進行も

一方、足元の豪ドル円相場(AUD/JPY)では、豪ドル高の動きも出ている。14日のニューヨーク市場の終値は1豪ドル=96.74円で、1週間前との比較では1.88%の豪ドル高。17日の東京市場でも96円台半ばで推移している。10日には5か月ぶりの豪ドル安水準となる1豪ドル=94.32円をつける場面もあったが、ドル円相場(USD/JPY)での円高の落ち着きも要因となって豪ドル安に振れた。

豪ドル円相場の日足チャートと主な出来事のグラフ
円、豪ドル、ポンド、ユーロの対ドルレートの推移のグラフ

こうした中、18日までのRBAの理事会は金融市場の予想通りに利下げが決まるかが焦点。さらに理事会後の声明文やミシェル・ブロック総裁の記者会見が追加利下げの可能性を高めれば、豪ドル安要因として意識されそうだ。ブルームバーグのデータによると、金融市場では今回の理事会を含め、年内に3-4回の利下げが行われる見通しとなっている。

米中対立や日銀の追加利上げをめぐる思惑も豪ドル円相場を左右

また、豪ドル相場の今後の見通しにとっては、米中対立の行方も豪ドル安要因として働く可能性がある。アメリカのドナルド・トランプ大統領の中国からの輸入品に対する高関税などの政策が中国経済に悪影響を及ぼすとの見通しが強まれば、中国と関係が深いオーストラリア経済への逆風として意識されかねない。

逆に、トランプ氏が中国との融和姿勢を示すなどすればオーストラリア経済にとって前向きな動きととらえられ、豪ドル高が進む筋書きも想定される。さらに日本銀行の追加利上げへの期待が後退するなどして、ドル円相場で円安が進んだ場合にも、豪ドル円相場で豪ドル高が進む可能性がある。


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